日系企業進出状況(2026年4月)

2026年4月30日

■スシローが中国100店舗突破、22都市に展開

FOOD & LIFE COMPANIES の回転ずしチェーン「スシロー」が中国100店舗を達成した。同社の中国法人は25日、四川省成都市、広東省広州市にそれぞれ新店舗をオープン。中国本土の店舗総数が100カ所を超えたことを明らかにした。店舗網は中国22都市に広がっている。スシローは引き続き中国店舗展開を強化する方針で、100店舗達成は大きなマイルストーンであると同時に、新たなスタートであるとして、今後も中国市場を深耕していく考えを示している。

■カバヤ食品が中国進出、市場成長性に期待

カバヤ食品株式会社が203カ国からの市場拡大を目指す中、独自の戦略の一環として中国での事業展開を本格化させることを発表した。その計画の第一歩として、2026年4月28日、Yoren社との間で独占的事業パートナー契約を締結した。この新たな提携により、カバヤ食品は主力商品の『タフグミ』や『塩分チャージタブレッツ』などを含む多くのブランドを中国市場に提供する準備を進めている。同社が2024年度には初めて売上300億円を超え、2025年度も過去最高の売上を見込む中での取り組みとなる。

2026年4月23日

■香港にちいかわグッズ1号店 限定ぬいぐるみが人気

香港・九竜地区の繁華街モンコック(旺角)の大型商業施設内で18日、日本の人気漫画「ちいかわ」のキャラクターグッズ店の香港1号店がオープンした。当地の食文化を象徴する軽食屋「茶餐庁」のメニューをテーマにした限定のぬいぐるみが飛ぶように売れていた。茶餐庁ではエッグタルトやミルクティーなどが定番。ぬいぐるみは一部メニューと、ちいかわのキャラを組み合わせたデザインで159香港ドル(約3200円)。香港で昔から使われてきたエコバッグ「紅白藍」をあしらったぬいぐるみ(149香港ドル)のほか、限定のTシャツ、トートバッグも並んだ。店舗は当面は予約制。入店する客に商品の購入を頼むファンも見られた。中国本土から訪れた客もいた。

■トヨタがCATLインドネシア工場に投資、HEVバッテリー生産

トヨタ自動車のインドネシア現地法人は20日、車載バッテリーの世界最大手、CATL(寧徳時代)と戦略提携すると発表した。両社はインドネシアにおいてハイブリッド車(HEV)用電池の現地生産を強化に向けて協力し、TMMINはこの取り組みに1300億ルピア(約8.2億ドル)を投資する。この投資は、バッテリーのサプライチェーンを含む電動車産業エコシステムの上流から下流までを強化するインドネシアの国家目標を支援するもの。計画によると、電池の生産は西ジャワ州カラワンに所在するCATLの工場で行われる。同工場では電池パックの組立に加え、セルや電池モジュールといった中核部品の製造も担う予定。関連部品の生産は2026年下半期に開始される見込み。

2026年4月16日

■ヒト型ロボの中国UBテック、ホンダ子会社と提携 日本で販売も

ヒト型ロボットを手がける中国の優必選科技(UBテック)は、傘下企業がホンダグループの商社であるホンダトレーディングの中国法人と提携すると発表した。双方は今後、人型ロボットや無人運転物流車両などの自動化・スマート化ソリューションの応用研究、シーン検証、モデル探求を重点分野として協力を展開し、日本を含めてヒト型ロボットの販売も始める。合意に基づき、双方はエンボディドAI(人工知能)ロボットの応用普及、産業用自律走行搬送ロボットと自動運転物流車両をめぐり、地域での代理販売業務協力や技術の共同イノベーションなどの分野で深く協調を図る。また、双方は自動車及び関連製造業のシーンに焦点を当て、ロボット技術と産業ニーズが効率よく結びつくルートの開拓に力を入れ、システム協調の効率向上を図る。

■日産、中国で新型SUVのEV「NX8」発売 370万円から

日産自動車株式会社と中国合弁会社の東風日産乗用車公司(以下、DFN)は8日、新型EV SUV「NX8」を発表し、同日より発売した。新型「NX8」は、中国のお客さま向けに開発されたプラグインハイブリッドセダン「N6」、EVのミッドサイズセダン「N7」に続くNシリーズ第3弾として登場し、「すべての家族にとって理想的なSUV」をコンセプトに開発されたミドルクラスEV SUVです。快適性、先進装備、安全性能の3領域における71項目の装備を全グレード標準搭載し、価格は現地勢と比べても競争力のある15万9900元(約370万円)からとした。

2026年4月9日

■ハイレックスが上海に新会社、大型ドアモジュール現地生産強化

ハイレックスコーポレーションは4月3日、海外子会社の設立を決議したと発表した。中国華東地区で新規受注を獲得したことを受け、同地区に新会社および新工場を設立する。新会社は資本金が同社資本金の10%以上に相当し、特定子会社に該当する。設立する新会社は「上海海徳世智能系統有限公司」(予定)で、中国上海市金山区に設置する。事業内容はドアモジュールの製造および販売で、資本金は3500万元(7億8800万円相当)。今回の設立は、受注したドアモジュールが大型であるため顧客近接地での生産が適していることを背景とする。今後は現地生産体制を強化し、需要取り込みを図る方針だ。

2026年4月2日

■トヨタ、中国で「ハイランダー」などリコール 世界で計120万台規模

トヨタ⾃動⾞が中国で多目的スポーツ⾞(SUV)「ハイランダー」と「クラウンクルーガー」の2⾞種、計56万台をリコール(無償回収・修理)することが明らかとなった。ハイランダーは北米や欧州などでもリコールしており、計123万台に上る。声明によると、後部⁠座席のリクライニング調整⽤スプリングの⼒が強すぎるため、背もたれが適切にロックされな⁠い恐れがある。これにより、衝突時に乗員が負傷するリスクが⾼まる可能性があるという。

■ソニーとのテレビ合弁が確定、TCL電子は754億円出資へ

ソニーは3月31日、ホームAV事業を承継する新会社を中国TCL Electronics Holdings(以下、TCL)と合弁で設⽴する戦略的提携について、法的拘束⼒のある確定契約を交わしたと発表した。出資などによるTCLの⽀払額は現時点で約754億円となる⾒通し。ソニーが、テレビなど「ホームエンタテインメント事業」を承継する完全⼦会社を設⽴し、TCLが51%を出資する。製品製造を⼿掛けるソニーのマレーシア工場もTCLに譲渡する。新会社の社名は「BRAVIA株式会社」(予定)となる⾒通しで、2027年4月の事業開始を目指す。製品のブラン ドには「ソニー」「ブラビア」を引き続き使⽤するという。