日系企業進出状況(2026年6月)

2026年6月19日

■夢展望が中国オフライン展開拡充、深センに新店舗オープン

アパレルECを中心に事業を展開する夢展望は5月30日、中国・広東省深セン市福田区の商業エリア「大中華BitCity 次元小鎮」に「夢展望 深セン福田BitCity次元小鎮店」をオープンした。中国市場で進めるリアル店舗展開の一環で、上海、杭州、成都に続く新たな拠点となる。今回の出店は、沿岸部主要都市における顧客接点の拡大に加え、既存店舗で得た販売動向や来店客の反応を共有・活用することで、中国国内における店舗展開の相乗効果を高めることが狙い。夢展望は、日本で展開する「DearMyLove」ブランドを通じ、中国市場で「量産型・地雷系」ファッションを提案しており、地域ごとの商圏特性や顧客ニーズの把握を進めている。

■島津製作所、中国で半導体業界向けターボ分子ポンプ生産開始

株式会社島津製作所は9日、中国の生産子会社である天津島津液圧有限公司(TSH)にターボ分子ポンプ(以下TMP)の生産ラインを新設して、生産を開始しました。中国国内の顧客向け供給能力を強化するため、サプライチェーンの最適化とコストダウンを図るという。TMPは装置内部にある多数の金属製ブレード(羽根)を毎分数万回という超高速で回すことで、気体分子を弾き飛ばして真空状態を作り出す。当社製TMPは半導体製造装置およびコーティング装置などに搭載されている。中国における両装置の市場は高い成長が見込まれ、同国の製造業強化政策に伴い現地生産の需要が高まっていた。TSHは既設工場の遊休エリアにクリーンルーム、検査設備などを設けて生産ラインを新設した。設備投資額は約3億円で、当面は年間2000台の生産を見込み。

2026年6月12日

■トヨタとホンダ、5月の中国販売が大幅減 原油高でガソリン車低迷

トヨタ自動車は5日、5月の中国市場での新車販売台数が前年同月比31.7%減の10万2300台だったと明らかにした。ホンダは48.7%減の2万8279台となった。中東情勢の悪化でガソリン価格が上昇する中、ガソリン車の割合が多い日本勢の苦戦が続いている。トヨタの前年同月割れは4カ月連続。ガソリン車の販売が落ち込み、減少率は4月の25.4%から拡大した。一方で、ハイブリッド車(HV)も含む「電動車」の新車販売に占める割合は約7割に伸びた。ホンダは新型車の発売が遅れており、回復の兆しが見えない。マイナスは28カ月連続。減少率は4月の48.3%よりさらに悪化した。

■パナソニックインダストリー、蘇州にAIサーバー基板工場設置

パナソニックインダストリーは人工知能(AI)サーバーなどに使われる電子回路基板材料の生産を中国・蘇州で始める。6 億元(約140億円)を投じて新工場を建設し、10月以降稼働する。新工場は、銅などを素材として多層基板を構成する材料のほか、半導体パッケージ基板の材料も生産する。敷地面積は約5万平方メートル。生成AIの普及でデータセンターの増設が進んでいることなどに対応する。

2026年6月4日

■カルビーが「フルグラ」中国OEM生産、5月末から販売開始

カルビー株式会社は、中国国内において『フルグラ®』の現地OEM生産を実施し、2026年5月末から順次販売をスタートすることを発表した。中国における地産地消の取り組みは2023年5月からスタートしており、第一弾としてじゃがいも畑を所有するスナック菓子メーカーと業務委託契約を結び、「Jagabee」の現地OEM生産および販売を実現させた。さらに、2025年11月下旬にはドライフルーツを加えず、素材本来の味わいを楽しめるグラノーラ「マイグラ®」を発売しており、今回の『フルグラ®』の現地OEM生産・販売開始により、現地市場に適した価格設定と安定した品質を両立させ、事業の現地化を一段と推進していく計画という。

■ゲオHDが「セカスト」香港3号店、屯門に5月29日オープン

株式会社ゲオホールディングスのグループ会社であるセカンドストリートの香港現地法人2nd STREET HONGKONG,Limited は、2026年5月29日、『2nd STREET V city』(セカンドストリート ブイシティ)をオープンした。セカンドストリート香港は、3店舗目となる『2nd STREET V city』を、急速なインフラ整備と人口流入が進む屯門区に出店した。これまで、旺角の1号店、沙田の2号店ともに想定を上回る反響をいただき、来店客数、販売実績、ブランド認知はいずれも順調に推移。現地のファッション感度や日本発のリユースショップへの関心の高さを実感している。また、日本式の丁寧な管理ノウハウと厳選された商品ラインアップは現地でも高く評価されており、香港におけるドミナント形成およびブランドプレゼンスの最大化に寄与している。現在は日本からの商品供給も行っていますが、将来的には現地での買取で仕入れを完結できるようにする計画という。