中国でアウトドアが人気、上海にスノーピークが2店舗出店

中国のスノーピークが人気とききました。どのような状況でしょうか?

 株式会社スノーピークは旗艦店「スノーピーク中関村旗艦店」を北京市内に 2023 年 12 月 22 日に開業した。
 中国で初めてとなるマネジメントコントラクト方式での Snow PeakChina 運営の旗艦店で、テントやタープなどのキャンプギアやアパレルなどのプロダクトだけでなく、キャンプイベントやレストラン・カフェなどのサービスを提供する。

 合弁会社は、仁恩(北京)国際商業管理有限公司および国営企業の中信聚信(北京)資本管理有限公司(以下、Citic Trust PE)と設立。出資比率はスノーピークが45%、仁恩が 40%、Citic Trust PE が 15%。中国ではウィンタースポーツやアウトドアが人気となっており、昨年 11 月に上海で開催された第 6 回中国国際輸入博覧会(国際輸入博)でもアウトドア展示ブースにスノーピークが出展。キャンプへの携帯に便利なチタンマグ、キャプテンスタッグの四角型テントは、会場で最も注目度の高い人気商品だった。下の画像はそのときの出展ブース。

 同社は 2023 年 12 月 31 日時点で、中国国内において北京市、杭州市、麗江市、寧波市、鄭州市などの 14都市に 28 のフランチャイズを展開している。2022 年 10 月に中国での初拠点を北京で設立したが、約 1 年という短期間で積極的に店舗を展開していることがうかがえる。
 昨年末、上海初のフランチャイズとなる上海環宇城 MAX 店を正式にオープンしたので、さっそく弊社のスタッフが視察に行ってきた。キャンプ用品の定番商品であるテント、テーブル、チェアのほか、製品ラインアップを充実させ、たき火台、調理器具、ファッション、アクセサリーアイテムなども販売する。現在、上海には 2 店舗あり、もう1店舗は浦東新区三林鎮前灘大道736 号の前灘滨江店にある。

 店内はキャンプ用具が沢山販売されており、日本から輸入した日本製の商品も沢山あった。
 中国はキャンプブームで、キャンプ用品に興味を持つ人はたくさんいる。また、保温ボトル、カップなど商品は日常生活でも使うことができるので、幅広い世代から興味を持たれている。
 一言でキャンプ用品と言っても、想像していた以上に商品は広範囲であることがわかった。例えば、コーヒーカップやスプーン、フォークなどもキャンプ用品に含まれている。店内にカフェエリアも併設され、コーヒー、ケーキが販売されている。全体的に店内に多種多様なキャンプ用品が並んでいる。このような専門的なアウトドア用品ブランドは上海にはまだ少ない。キャンピングブームからはじめ、アウトドアは中国で大きな市場があると思われる。

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