CCC 認証の適⽤範囲について

⾃動⾞に取り付ける試験用のケーブルを当社の中国拠点に輸出したいのですが、税関で止まってしまいます。CCC 認証をしていないからでしょうか。その場合、CCC 認証の対象外認証を⾏って税関に提出したほうがよいでしょうか。

 対象製品は、⾃動⾞用の供給する電源ケーブル。現在の状況は、貴社の中国拠点に輸出したいが、CCC 認証を通っていないためか税関で止まってしまうという。そのため、まず対象製品のスペックがわかる資料を送信してもらい、CCC 認証製品対象性の確認を⾏った。
 認証機関 CQC(中国品質認証センター)にデータ資料を送信して確認したところ、試験用サンプルは、CCC 強制認証対象外と指摘された。税関にサンプル送付書などの書類を提示すれば通関できるとの回答である。
 また、CCC 認証の対象外認証(強制製品認証免除証明)は、以前はあったが、いまは認証機関 CQC(中国品質認証センター)で対応していない。これも税関に関連書類を提示すれば通関できるはずとの CQC の回答だった。

※中国強制認証制度(CCC)とは
 CCC=China Compulsory Certification(中国強制認証制度)
 CCC 規格とは、中国強制認証制度のことである。中国国内の安全保護、環境保護などを目的とした規格。これらを規定する製品の CCC 認証を取得後に、CCC マークの表示が義務付けられている。

 

 CCC 認証の実施対象となる品目は、中国国家市場監督管理総局(SAMR)と国家認証認可監督管理委員会(CNCA)が
連名で公布した「強制製品認証目録」に記載されている。対象品目は不定期的に更新され、SAMR と CNCA のホームページで最新の情報が確認できる。


 

以上