日本企業が注目された中国美容博覧会(CBE)

中国の美容関連の博覧会が盛況だと聞きました。どのような感じでしょうか。

 中国美容博覧会(China Beauty Expo(CBE))は、化粧品・美容関連製品等を対象とする世界最大級の美容関連専門見本市である。弊社のスタッフが広島上海事務所の業務として視察に行ってきた。
 第 28 回 CBE には、中国全土における化粧品の実店舗と E コマース、双方の担当者や小売事業責任者など、全販路のバイヤーが一度に集結したとして注目された。世界 40 以上の国と地域から 3200 以上の化粧品企業が参加し、1万以上の美容ブランド、7 万以上の美容製品・技術が展示され、終了後に主催側に確認したところ、入場者は 3 日間で約 45 万人を超えたという。通常は 10~20 万人で驚かれることを考えると、たしかに大景況で、世界から中国されていることがわかる。
 CBE のウェブサイト:Homepage (https://www.cbebaiwen.com/shanghai/)

■日本ブランド
 会場の上海新国際博覧中心には計 17 館のホールがある。資生堂、ロレアル、POLA ORBIS、KOSE、COSMEPORT など世界的に有名なメーキャップグループをはじめとする 3000 以上の国際メーキャップブランドが出展した。
 その内、N5館は日本美化粧精品(JapaneseBrands)で、多くの日本ブランドが出展し、館内が日本製品で埋め尽くされていて、来場者がとくに多かった。出展ブランドのほとんどが中国でも知名度が高く、ほぼすべてのブースで来場者とのインタラクティブな活動が行われていた。季節柄か、日焼け止め商品のブースには多くの来場者が足を運んでいたのが目についた。

 記の「ALEN」という日本ブランドのブースには、特に多くの人が訪れていた。弊社現地スタッフは上海で初めて見たブランドだという。調べてみると、株式会社アレン(https://www.alen.co.jp/)という会社が出展している事が分かった。スキンケア・ボディケア製品、サプリメント、美容健康機械などの開発・販売を行っている会社だ。

 現場の様子を見ると、今年出展した輸入ブランドは、超高級品と言われる高額商品が少なくなったと感じた。中国市場ではまだ認知度の低いブランドであれば、ライブ・デモンストレーションのような交流の方が魅力的であり、商品やブランドを紹介する上でより効果的であると考えられる。


以上