今週のトピックス(2024年4月)

2024年4月10

■山東省青島市で日中介護セミナー開催、日本の関連政策、取り組みPR

中国山東省の青島市民政局は3月26日、在青島日本総領事館との共催で、「日中介護セミナー」を開催した。同局は青島市で介護事業に携わる管理者や従業員などの業務能力と意識の向上を目的として、「青島市養老介護員技能研修班」を定期的に開催している。

■中国新興、業務用の清掃ロボ開発 狭い場所にも対応

中v国政府は 22 日、データの海外移転を促進する規定を施行したと発表した。グローバルな生産や販売活動、貿易などで収集し、個人情報などを含まないデータに限り、データ移転の安全審査を免除する。外資の中国離れに歯止めをかける狙いとみられる。

■中国製造業景況感、6カ月ぶり50超え 春節明けで生産増

中国国家統計局が31日発表した3月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.8だった。前月より1.7ポイント高く、6カ月ぶりに好調・不調の境目である50を上回った。2月の春節(旧正月)休暇後は3月にかけて生産活動が正常化した。

■マクドナルド、中国初の太陽光発電・電力貯蔵一体化レストランをオープン

マクドナルド中国は、グリーンビルディング認証「LEED」(注)の「ゼロカーボン」基準に基づいて設計・建造し、太陽光発電・電力貯蔵を一体化させた国内初の「ゼロカーボンレストラン」を広東省広州市に開店したと発表した。

■中国BOE、2期連続減収減益 前期パネル価格下落で

中国パネル最大手の京東方科技集団(BOE)が2日発表した2023年12月期の純利益は前の期に比べ66%減の25億元(約530億円)だった。パネル価格の下落などで、2期連続の減収減益となった。政府からの補助金を37億元得ており、実質的には赤字とみられる。

2024年4月3

■2024 成都・WineCon が開催、日本産酒類を扱う 20 社出展

ジェトロは、中国・成都市内のシャングリラホテルで 3 月 16~19 日の 4 日間、ワインやウイスキーなどの輸入酒類をテーマとした「2024 成都・WineCon」に、ジャパンパビリオンを出展した。ジャパンパビリオンには、上海市や北京市など中国沿海地域や四川省成都市の日本酒類輸入業者、卸売業者 20 社が出展し、計 350 種類以上の日本産酒類をバイヤー向けに PR した。

■中国、データ海外移転審査を一部免除 外資つなぎとめ

中国政府は 22 日、データの海外移転を促進する規定を施行したと発表した。グローバルな生産や販売活動、貿易などで収集し、個人情報などを含まないデータに限り、データ移転の安全審査を免除する。外資の中国離れに歯止めをかける狙いとみられる。

■中国中車の水素列車、時速 160 キロの走行試験に成功

鉄道車両メーカー世界大手の中国中車(CRRC)は水素を動力源とする鉄道車両の試験走行に成功したと発表した。時速 160 キロメートルで走り、航続距離は 1000 キロメートルに達するという。都市間の旅客輸送への導入をめざす。

■国務院、外資誘致の行動計画発表、参入規制緩和や入札への平等な参加など 24 項目

国務院弁公庁は 3 月 19 日、「ハイレベルの対外開放の着実な推進と外資の誘致・利用の促進に関する行動計画」(国弁発[2024]9 号)を発表した。同計画で、外資系企業は中国の現代化推進に参与し、中国経済と世界経済共通の繁栄と発展を促進する重要な力と表明した。また、中国政府は外資の誘致と利用のさらなる推進に向け、市場志向で法に基づいて運用される国際的なビジネス環境を構築し、外資企業の中国での発展への信頼を確固たるものにする必要があると強調した。

■中央国家機関の 2024 年版パソコン調達基準を発表

中央国家機関政府調達センターは 3 月 11 日、「中央国家機関によるデスクトップパソコン、ノートパソコンの集中調達の基準更新に関する通知」(国機採[2024]7 号)を発表し、即日施行した。同通知では、対象機関がデスクトップパソコンとノートパソコンを調達する際には、「デスクトップパソコン政府調達要求基準(2023 年版)」(財庫「2023」29 号)、「ノートパソコン政府調達要求基準(2023 年版)」(財庫「2023」30 号)に基づき、実際のニーズを踏まえつつ、今回の 2024 年版リストに相応し、CPU やオペレーティングシステム(OS)が安全かつ信頼性が高い(中国語では「安全可靠」)という測定評価要件を満たす製品を調達するように求めている。