中国の外食産業用配膳ロボットが日本で急成⻑!?

最近、いろいろな飲食店で配膳ロボットを⾒かけるようになりました。おそらくどれも中国製だと思いますが、中国の配膳ロボット産業はどうなっているのでしょうか。

 最近、大手の飲食チェーンで商品をテーブルまで届ける配膳ロボットを⾒かけることが多くなりました。外食大手のすかいらーくホールディングスは、2021 年 10 ⽉にこの配膳ロボットを本格導⼊し、しゃぶしゃぶ業態の「しゃぶ葉」、「ガスト」、中華レストラン「バーミヤン」、ファミリーレストラン「ジョナサン」などでも展開、2022 年年末でに 2100 店舗に約 3000 台を導⼊しました。
 ※参考サイト︓【すかいらーく】約 2,100 店に 3,000 台のロボット導⼊完了
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000329.000017486.html

 
 また、「サイゼリヤ」や「はなの舞」グループ、「日高屋」でも配膳ロボットの運用を開始しています。配膳ロボットの中心となっているのは、深圳 PUDU ロボティクスのネコ型ロボット「BellaBot(ベラボット)」です。
 「BellaBot」の特徴は猫をモチーフにした本体に AI が搭載されており、マルチモーダルインタラクション機能が充実していることです。ぶつかりそうになると「どいてくれニャ〜」、触りすぎると「やめてくれニャ〜」、運び終わると「お食事を楽しんでくださいニャ〜」と“ネコ語”を連発し、液晶画面に表情が映し出される。客が少ない時間帯は居眠り(充電)をする。
 「BellaBot」を開発した Pudu ロボティクスの開発者・陳鵬氏は、これまで多くの配送ロボットを手掛けてきました。その陳氏によると、中国では機能性や便利さに秀でたロボットに人気がでるが、日本では温かみのある可愛いらしさが受けるといいます。日本ではロボットのキャラクターに強い関心が集まることに、中国の開発者たちは驚いたというのです。
 猫をペットとして飼う家庭が増え、“招き猫”で日本でもお馴染みだな「お⾦を呼ぶ」という猫の伝承から発案したといいます。アニメが人気の日本では、そうしたデザインやキャラクターが重視されます。それがロボットの機能と連携されれば、それはそれで“イノベーション”であることに間違いありません。また、その他の導⼊する理由として、当然ながら人手不⾜を補うため。それから新人教育の時間確保が難しいといった課題を解決するため。また、お客の満⾜度向上や営業効率の最大化、従業員の労働環境の向上も図っていくというものでした。
 ※参考サイト︓計算された「ネコ型配膳ロボット」、愛らしさを織り交ぜ“完璧”を求めない取り組みが普及のカギに︖
 https://www.oricon.co.jp/special/61108/

 

以上