日系企業進出状況(2025年5月)
2025年5月14日
■竹原のアヲハタが中国に新工場 2026年11⽉稼働
ジャムなど製造のアヲハタ(広島県竹原市)は、中国で2カ所目の⼯場を⼭東省莱陽市に建設すると発表した。2026年11月の稼働を目指す。中国でジャムやフルーツソースなど業務用商品の製造、販売を強化する。昨年10月、⼯場を運営する合弁会社の⼭東⻘旗吉龍⾷品を設⽴した。資本⾦は8千万元(約16億円)で、出資⽐率はアヲハタが40%、現地の⾷品メーカーの⼭東吉龍集団が30%、アヲハタの親会社キユーピー(東京)の中国⼦会社の杭州丘⽐⾷品が30%。
■ホンダ、3⽉の中国新⾞販売9%減 減少率1ケタに改善
ホンダは7日、3月の中国での新⾞販売台数は前年同月⽐8.8%減の5万5130台だったと発表した。2024年2月から前年同月⽐で20%以上の減少が続いてきたが、減少率が1ケタにとどまった。セダン「アコード」など主⼒⾞種が堅調だったほか、前年同月に⽐べ価格競争が落ち着いたことが要因にある。
2025年5月7日
■TOTOが中国⼯場2カ所閉鎖、不動産市況低迷で競争激化
TOTOは28日、不動産市況の低迷で販売不振となっている中国事業を縮小し、北京と上海にある2工場を閉鎖すると発表した。成⻑市場に据えてきた中国では生産能⼒を4割削減する構造改革を⾏い、販売量より利益を重視する戦略に転換する。2工場については28日に生産を停⽌し、約2000⼈の従業員に通知した。中国では残る1か所と、今年中に稼働させる最新工場の2拠点体制とする。
■広汽PHV向けハイブリッドユニット、アイシンが受託生産開始
⾃動⾞部品大手のアイシンは4月24日、広汽集団が設計するプラグインハイブリッド⾞(PHV)向けハイブリッドユニットの受託生産を開始したと発表した。広汽集団のスポーツ多目的⾞(SUV)「伝祺向往S7」に搭載される。アイシンと広汽集団の合弁会社、広汽愛信⾃動変速器(広州市)で生産する。同製品の生産開始で、広汽愛信⾃動変速器は中国2カ所目の電動ユニットの生産拠点となる。アイシンはこれまでも広汽集団に⾃動変速機(AT)やサンルーフの供給を手がけてきた。