日系企業進出状況(2024年11月)

2024年11月27日

■ファストリが中国工場の重要性強調

ファストリ(ファーストリテイリング)の柳井正会⻑兼社⻑が「チャイナ+1」戦略に否定的な⾒解を⽰したことが伝えられた。ファストリにとって中国の工場が依然として非常に重要な役割を果たしている。中国の工場は高度な技術⼒と効率的な⽣産体制を持ち、グローバル市場で競争⼒を持つ製品を⽣産できる。高品質でコストパフォーマンスの良い商品を提供するためには、中国の⽣産拠点が欠かせない。加えて中国は主要な消費市場。中国市場は巨⼤で成⻑性があり、そこから撤退することはファストリのビジネスモデルにとってリスクを伴う。

■東風⽇産の新ブランド戦略「N シリーズ」と EV「N7」

日産⾃動⾞が広州で 2024 年 11 月 15 日に開幕した「第 22 回広州国際⾃動⾞展覧会(広州モーターショー)」で新ブランド戦略「NI」の詳細を明らかにした。同社の中国合弁会社である東風日産と進める。東風日産は 2026 年の終わりまでに、「N シリーズ」と呼ぶNEV 商品群を 5 ⾞種投⼊する。電気⾃動⾞(EV)とプラグインハイブリッド⾞(PHEV)をパワートレーンとして想定する。最初の⾞種として 2025 年前半にセダンタイプの EV「N7」を発売する。右記画像の N7、全⻑は 4930mm、ホイールベースは 2915mm。

■東芝エレベータ、中国子会社の株式を美的集団に一部売却

東芝エレベータは中国事業を展開する⼦会社 2 社の株式を中国家電⼤手の美的集団に売却する。売却額は非公表。中国では現地メーカーとの競争が激しくなるなか、東芝エレベータは好調な国内事業に経営資源を集中する。東芝エレベータは 1995 年に中国で現地法人を設⽴し、現在は東芝電梯と東芝電梯瀋陽の 2 社を持つ。美的集団傘下の建設設備などを手がける⼦会社が 2 社の株式について、それぞれ 58%を取得。株式譲渡後も、2 社は引き続き東芝ブランドで事業を展開する。

2024年11月20日

■香港で「そごう」の新店開店 海外で存在感アピール

香港で 15 日、百貨店「そごう」の新店が開店した。香港小売り大⼿の利福国際集団が運営する。そごう・⻄武は直接運営せず商標のライセンス供与にとどまるが、同社との協⼒を通じて海外展開に向けたブランド向上につなげる考えだ。

■テルモ、中国・杭州で採血装置を生産

テルモは 15 日、同社が中国・杭州に持つ⼯場で、⾎液・細胞テクノロジー領域の製品の⽣産を始めると発表した。⾎液センターや病院向けに販売する成分採⾎装置や⾎液の成分を分離する装置のほか、使い捨ての医療製品も⽣産する。

2024年11月13日

■ホンダ、10 月中国新⾞販売 42%減 価格競争で苦戦続く

ホンダは 10 月の中国での新⾞販売台数が前年同月⽐ 42.2%減の 7 万 5440 台だったと発表した。前年同月を下回るのは 9 カ月連続。主⼒のセダンや多目的スポーツ⾞(SUV)で、価格競争の影響で販売台数の減少している。

■パナ HD、中国住宅関連事業の売上⾼ 3.8 倍に 25 年目標

パナソニックホールディングス(HD)は、中国で住宅関連事業の売上⾼を 2025 年に 24 年⽐で 3.8 倍に増やす目標を発表した。⽇本で培ったスマートシティのノウハウを応用し、家電や住宅設備など製品群の広さを⽣かしてワンストップで⼀括提供する。

2024年11月6日

■ホシザキ、中国で開発や製造を統合

厨房機器大⼿のホシザキは 1 日、中国の 3 つの現地法人で分担していた開発、製造、販売の機能を統合すると発表した。レストランやファストフードなど、飲⾷チェーンの仕様に合わせた冷蔵庫や製氷機を迅速に開発・量産する体制を整える。各社で重複していた業務を合理化して価格競争⼒を高める。機能を集約した会社は 2025 年 1 月に業務開始。

■トヨタの中国新⾞販売、10 月微減に 新型⾞が好調

トヨタ⾃動⾞の 10 月の中国での新⾞販売は、前年同月比 0.4%減の 17 万 2300 台だった。9 カ月連続で前年同月実績を下回ったものの、販売台数は 2024 年の単月ベースで最高となった。例年、新⾞需要が高まる年末に向け、今年春にモデル刷新した新型多目的⾞(MPV)の販売が伸びた。