日系企業進出状況(2024年10月)
2024年10月31日
■鳥貴族が中国展開加速、上海市に現地子会社設立へ
「焼鳥屋 鳥貴族」などを展開するエターナルホスピタリティグループは25日、中国子会社の「永多楽(上海)餐飲管理有限公司」を上海市に立ち上げると発表した。長期ビジョンとして「Global YAKITORI Family」を掲げるとともに、中期経営計画に基づいて積極的な海外進出を進めている。
■三菱重工系、江蘇政田に「MET過給機」ライセンス供与
三菱重工グループの三菱重工マリンマシナリ株式会社は24日、中国の民営舶用機械メーカーである江蘇政田重工股份有限公司に舶用2サイクル機関向け排気ガスタービン式過給機「MET過給機」の製造・販売権を供与することで合意し、このほどライセンス契約を締結した。
2024年10月23日
■滋賀県発の焼き肉「すだく」が海外進出 12 月、上海に 1 号店
近江牛を使った「すだく」ブランドの焼き肉レストランを展開する総合近江牛商社(滋賀県守山市)は 12 月 18 日、海外 1 号店を上海市に開く。現地で美術館を運営する上海黎安文化芸術発展と組んで、ステーキ店業態を出す。中国は日本産牛肉の輸入を解禁しておらず、当面は現地の和牛肉を食材に使用する。
■ユナイテッドアローズ中国進出加速、上海に直営店オープン
セレクトショップ運営のユナイテッドアローズは24日、中国子会社の悠艾(上海)商貿有限公司(UNITED ARROWS SHANGHAI)を通じて、中国本土初の直営店「ユナイテッドアローズ 上海静安嘉里中心店」を2025年1月下旬にオープンする。 出店場所は、上海市静安寺地区の「静安ケリーセンター(JING AN KERRY CENTRE)」。 新店舗は1階と2階の2フロア構成で、面積は約353平方メートル。
2024年10月16日
■サイゼリヤが最高益 貫いた低価格、倹約中国でも稼ぐ
サイゼリヤが中国を中心とするアジアで快走している。9 日発表の 2024 年 8 月期連結決算は純利益が前の期⽐58%増の 81 億円と大きく伸び過去最⾼となった。けん引役は中国。倹約志向が強まる中で低価格メニューが⼈気で地域別売上⾼では上海や北京などが 2〜3 割伸びた。物価⾼では逆張りとも⾔える強みの低価格戦略を磨き国内外の出店を加速する。
■9 月の中国販売、ホンダ 4 割減 トヨタ・日産もマイナス
トヨタ⾃動⾞、ホンダ、日産⾃動⾞の日系⾃動⾞大手 3 社は 10 日、9 月の中国新⾞販売台数を発表した。3 社ともに前年同月⽐マイナスとなった。減少率が最も大きかったのはホンダで 4 割減だった。電気⾃動⾞(EV)など新エネルギー⾞で販売を伸ばす中国勢に押され、販売減に⻭⽌めがかからない。
2024年10月9日
■タカラトミー、上海に「トミカ」専門店 中国で出店拡大
玩具大手のタカラトミーは 28 日、中国上海市に「トミカブランドストア」を玩具専門店の中に開業した。約 400 の商品を販売する。中国では雑貨店など 3000 店以上でトミカを取り扱っている。ブランド認知度を高めるために専門店を設けた。トミカの専門店を開くのは、海外で初めて。2025 年以降、中国の大都市部でさらに出店を検討する。
■丸紅新電⼒と上海致遠、再エネ電⼒調達で協業拡大へ
丸紅連結子会社の丸紅新電⼒は 7 日、上海致遠緑⾊能源股フン有限公司(上海致遠︓GHREPOWER)との間で、風⼒発電所の開発を通じた再生可能エネルギー電⼒の普及に向けた協業拡大を目的とした覚書を締結した。本協業拡大により、GHRE 及び GHRE が提携する開発会社が開発する風⼒発電所を発電事業者に譲渡し、その風⼒発電所の再エネ電⼒を丸紅新電⼒が最大 50,000kW(一基あたり 500kW)、発電開始日から 20 年間引き取る取引について 2026 年 12 月まで独占的に交渉するという。
2024年10月2日
■イオンモール、湖南省 1 号店を⻑沙市にオープン
イオンモールは 9 月 12 日、中国の湖南省⻑沙市に「イオンモール⻑沙星沙」をオープンした。湖南省への出店は初となる。同店舗は、敷地⾯積約 11 万 5,000 平方メートルの中に、約 50 店のレストランや、家族連れが楽しめるエンターテインメント施設を擁する。また、食およびエンターテインメントエリアは、⾦曜日・⼟曜日の営業時間を延⻑し、週末余暇を楽しむニーズの獲得を図る。
■カイカデジタル、上海宝信軟件にセキュリティサービス提供
CAICA DIGITAL は 18 日、中国ソフトウェア開発企業の上海宝信軟件に対し、HCLSoftware の HCL AppScanをを活用した Web アプリケーション脆弱性診断サービスを提供することで合意した。上海宝信軟件が開発した日本向けWeb アプリケーションに対して HCL AppScan を活用した脆弱性診断サービスを実施することで、Web アプリケーションのセキュリティ脆弱性を最小化し、日本企業のセキュリティ向上に貢献するという。