日系企業進出状況(2023年5月)
2023年6月21日
■三菱自が燃油車中国生産を休止、販売不振で特別損失計上へ
中国では電気自動車(EV)などの販売が急拡大する中で、エンジン車の販売停滞が⾧期化している。こうしたなか、日系乗用車メーカーの一角が主力燃油車の中国生産休止を決めた。三菱自動車工業は 4 月 25 日に、昨年度(2022 年度)の単体の決算で 226 億円の損失を計上し、3 月から現地生産を停止していることを発表した。世界最大の自動車市場の中国では去年、EV などの新エネルギー車の販売台数が市場全体の 4 分の 1 を占めるなど EV シフトが急速に進み、新興メーカーが台頭する一方、エンジン車やハイブリッド車が主体の日系メーカーの販売は不振が目立っている。
2023年6月14日
■ホンダの 4 月中国新車販売 0.4%減 前年割れ 8 カ月連続
ホンダは 6 日、中国での 4 月の新車販売台数が前年同月比 0.4%減の 9 万 4879 台だったと発表した。8 カ月連続で前年実績を下回った。前月までと比べてマイナス幅は大きく改善した。ただ、昨年 4 月は経済都市の上海がロックダウン(都市封鎖)下にあるなど新型コロナウイルス感染拡大の影響が色濃く出た期間で、比較対象の水準が低い。
■コクヨ、中国で文具 422 万個回収 「安全基準満たさず」
上海市の市場監督管理局は4月 27 日、文具大手コクヨの現地法人がコクヨブランドの消しゴムやはさみなど計 422 万個超を回収すると発表した。含有する有害物質が基準を超え、消費者の健康に悪影響を及ぼすなどとしている。「中国の当局が定める安全基準などを満たしていなかったため」という。対象となる製品は消しゴムのほか、はさみ、筆箱、お絵描き帳。いずれも現地でのみ販売しており、10 月 26 日まで回収する。
2023年6月7日
■ローソン、中国東北部の丹東に出店 25 年に全国 1 万店
ローソンは 14 日、中国東北部の遼寧省丹東市に進出した。丹東は北朝鮮との国境にあり、観光客も多い街だ。同社は中国のコンビニ店舗数では外資系で 1 位。⾷品開発⼒などの強みを生かし、中国全体の店舗数を 2025 年に現在から 7 割増の 1 万店体制にする。
■⾼級ペットフード「POCHI」、天猫国際に旗艦店開設
アリババの越境 EC プラットフォーム Tmall Global(天猫国際、T モールグローバル)は、日本のプレミアムペットフードブランド「POCHI(中国語:保綺、以下 POCHI)」が、5 月 26 日から先⾏販売が始まっている中国最大級の EC セール「天猫 618 ショッピングフェスティバル」に向けて旗艦店を開設したと発表した。