日系企業進出状況(2025年4月)

2025年4月9日

■竹原のアヲハタが中国に新工場 2026年11⽉稼働

ジャムなど製造のアヲハタ(広島県竹原市)は、中国で2カ所目の⼯場を⼭東省莱陽市に建設すると発表した。2026年11月の稼働を目指す。中国でジャムやフルーツソースなど業務用商品の製造、販売を強化する。昨年10月、⼯場を運営する合弁会社の⼭東⻘旗吉龍⾷品を設⽴した。資本⾦は8千万元(約16億円)で、出資⽐率はアヲハタが40%、現地の⾷品メーカーの⼭東吉龍集団が30%、アヲハタの親会社キユーピー(東京)の中国⼦会社の杭州丘⽐⾷品が30%。

■ホンダ、3⽉の中国新⾞販売9%減 減少率1ケタに改善

ホンダは7日、3月の中国での新⾞販売台数は前年同月⽐8.8%減の5万5130台だったと発表した。2024年2月から前年同月⽐で20%以上の減少が続いてきたが、減少率が1ケタにとどまった。セダン「アコード」など主⼒⾞種が堅調だったほか、前年同月に⽐べ価格競争が落ち着いたことが要因にある。

2025年4月2日

■善光総合研究所、中国・南寧市と提携 介護DX推進

ケアテックを⼿掛ける善光総合研究所は28日、中国の広⻄チワン族自治区の南寧市と介護サービス業務における協⼒について26日に覚書を交わしたと発表した。保有するクラウドサービスを通じた介護のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する。中国の急速な高齢化と介護人材の不⾜を背景に、同国の介護施設への導入を図る。善光総研は介護ロボットの連携操作や介護の記録といった機能を集約したクラウドサービスを⼿掛ける。今後は中国企業と連携し、中国版を開発する。

■森永製菓、中国で「塩キャラメル」発売 訪⽇客に人気

森永製菓は中国で「塩キャラメル」を発売した。日本を訪れる中国人旅⾏者に人気の商品で、中国での販売開始を決めた。コンビニエンスストアや生鮮スーパーなどの販路を開拓し、ソフトキャンディー「HI-CHEW(ハイチュウ)」と並ぶ人気商品に育てる。中国での発売にあわせ、江蘇省にある菓⼦製造会社に生産を委託した。