今週のトピックス(2023年12月)
2023年12月20日
■成都市で⽇本産切り花の展⽰商談会が開催
一般社団法⼈全国花き輸出拡⼤協議会は、12 月 8 ⽇から 9 ⽇までの間、中国・成都市春熙路にある「niko and…成都時代百盛店」で⽇本産切り花展⽰商談会を開催した。商談会では、冒頭に⽇本のフラワーデザイナーが⽇本産切り花の特徴を説明しながら、実際に⽇本産切り花を使⽤したブーケを作成したところ、来場者から⼤きな関⼼が寄せられた。
■中国新⾞販売、24 年は 3%成⻑予測 新エネ⾞は 20%増
中国汽⾞⼯業協会は 11 ⽇、2024 年の新⾞販売台数(輸出含む)が約 3100 万台となる予測を発表した。23 年の予測販売台数から約 3%の増加となる。電気⾃動⾞(EV)など「新エネルギー⾞」は約 20%の増加と成⻑が続く⾒通しだ。
■中欧班列の 1〜11 ⽉の貨物輸送量、前年通年の記録を超える
中国国家鉄路集団(中国鉄路)から得た情報として、2023 年 1〜11 月の「中欧班列」の輸送貨物量が前年同期⽐ 19%増の 174 万 9,000TEU(20 フィートコンテナ換算)となり、2022 年通年の記録(160 万 TEU)を超えた。
■CATL、⾹港サイエンスパークに研究開発センターを設⽴
⾹港特別⾏政区政府系研究開発施設の⾹港サイエンスパーク(HKSTP)と中国の⾞載電池⼤⼿の寧徳時代新能源科技(CATL)は 12 月 7 ⽇ 、HKSTP に CATL 研究開発センターを設⽴する覚書を締結した。覚書締結に関するプレスリリースによると、同社は HKSTP に約 12 億⾹港ドル(約 228 億円、1 ⾹港ドル=約 19 円)を投資予定としている。
■BOE、成都市で有機 EL パネルの新工場建設へ
中国の⼤⼿液晶パネルメーカーの京東方科技集団(BOE)は 11 月 28 ⽇、成都市政府と共同出資で、同市に 8.6世代の有機 EL パネルの新⼯場を建設すると発表した。発表によると、新⼯場の投資総額は 630 億元(約 1 兆2,600 億円、1 元=約 20 円)。
2023年12月13日
■広州モーターショー、展⽰⾞両の 40%以上が新エネ⾞
広州モーターショーが 11 月 17〜26 日、中国広州市で開催され、延べ 84 万 7,000 ⼈が来場した。展示された⾞両数は 1,132 台、うち新エネルギー⾞は 41%の 469 台、さらにそのうち中国資本系メーカーによる出展は 350 台だった。日系完成⾞メーカーとしては、トヨタ、ホンダ、日産、マツダ、スバルが出展した。
■第 23 回華東地域日商俱楽部懇談会が開催
中国・華東地域の日商クラブ、日本⼈会などから構成される華東地域日商俱楽部懇談会の第 23 回会合が 11 月 24日、上海で開催した。会員企業の景況感や ALPS 処理⽔をめぐる影響についての共有があったほか、⽴ち退き・移転問題への対応などについても幅広く意⾒交換を⾏った。在上海日本総領事館、日中経済協会上海事務所も参加した。
■中国 NIO、JAC から生産設備を取得 650 億円で
中国新興電気⾃動⾞(EV)の上海蔚来汽⾞(NIO)は 5 日、完成⾞の⽣産で組む中堅⾃動⾞会社の安徽江淮汽⾞集団(JAC)から⾞の⽣産設備などを買い取ると発表した。取得額は約 31 億 6000 万元(約 650 億円)。両社は協⼒関係を⾒直す⽅向で調整を進めているとみられる。
■BYD が紹興市に EV 向け半導体工場を整備、総投資額は約 2,000 億円
中国の新エネルギー⾞(NEV)大手の比亜迪(BYD)傘下の BYD 半導体は 11 月 28 日、浙江省紹興市濱海新区で手掛ける半導体プロジェクトの 1 期⼯事が完了したと明らかにした。この拠点では NEV 向けパワー半導体やセンサー、制御デバイスなどの研究開発(R&D)、製造を⾏い、100 億元(約 2,100 億円、1 元=約 21 円)を投じる計画。
■中国・万達集団、グループ会社株を追加売却へ
中国の商業施設運営最大手、大連万達集団(ワンダ・グループ)が資産を追加売却する。グループ会社の株式の51%を国内のドラマ・映画製作会社に譲渡することが 6 日、明らかになった。不動産不況により資⾦繰りが苦しくなるなか、デフォルト(債務不履⾏)の回避へ全⼒をあげる。
2023年12月6日
■成都市で⽇中⾃動⾞産業サプライチェーン交流会
中国商務部投資促進事務局は 11 月 15 日、成都市で「⾃動⾞イノベーション大会(2023 年)」を開催した。中国内外の専門家や⾃動⾞・同部品メーカー、研究機関などから約 400 人が来場した。ジェトロでは、同大会のサブフォーラムとして、商務部投資促進事務局と共催で「日中⾃動⾞産業サプライチェーン交流会」を開催した。
■チャイナ・ハイテクフェア開催、過去最⼤規模
テクノロジー分野の総合展示会「中国国際ハイテク成果交易会(チャイナ・ハイテクフェア)」が 11 月 15〜19 日、深セン市で開催された。今回は、「次世代情報技術」「ハイエンド製造」「環境保護」「スマートシティ」「新型ディスプレイ」「デジタルヘルスケア」などの分野別展示エリアが設けられた。
■11 月の中国製造業景況感、2 カ月連続で 50 割れ
中国国家統計局が 30 日発表した 2023 年 11 月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は 49.4 だった。前月より 0.1 ポイント低く、2 カ月連続で好調・不調の境目である 50 を下回った。不動産不況など需要不⾜が続き、新規受注の指数が悪化した。
■JSW、上海汽⾞傘下 MG モーターのインド法⼈に出資
インドの JSW グループは 30 日、英国発⾃動⾞メーカーの MG モーターのインド法人に出資すると発表した。MG モーターは現在、中国⾃動⾞大⼿の上海汽⾞集団の傘下にある。政府同士の対⽴を背景に中国系企業のインド展開に逆風が吹くなか、現地財閥からの出資受け入れで成⻑を図る。
■ファーウェイとシャープ、通信関連特許を相互利⽤
中国通信機器最大⼿の華為技術(ファーウェイ)とシャープは 27 日、通信関連の特許の相互利⽤を認めるクロスライセンス契約を結んだと発表した。ファーウェイによると「シャープと⻑期で同様の契約を結ぶのは初」という。