中国に食品を輸出する際の賞味期限表記について

　中国国家市場監督管理総局（SAMR）は 2019 年 11 月に中国への輸出食品を含むすべての食品を対象とする「食品標識監督管理弁法（以下、同管理弁法）」に対するパブリックコメントの募集（意⾒募集稿）を⾏い、そして2020 年 7 月に「国家市場監督管理総局の「食品表⽰監督管理弁法（意⾒聴取稿）」意⾒公募に関する通知」
https://www.samr.gov.cn/hd/zjdc/202007/t20200727_320262.html を公布しました。

　同管理弁法は、食品標識に従うべき要求を明確にしており、包装済み食品のラベル以外、特殊食品（健康食品、特殊医学用途調整食品、乳幼児調整食品）、輸入食品、バラ販売及び現場調製食品、食用農産物、放射線照射した食品、遺伝⼦組み替え食品、食品添加物などの標識は管理弁法の要求に従う必要があります。

中国の食品ラベルは、「製造年月⽇」と「賞味期間」の２つが記載されており、それらを組み合わせて計算して、いつまで飲み食べできるかを判断します。
　同管理弁法第７条では、製造年月⽇、賞味期間は顕著に表⽰しなければならず、白地色の包装面に印刷することができる。レーザーエッチング方式を用いて製造年月⽇、賞味期間を表⽰する場合、文字は明瞭にして文字の高さは 3 ミリを下回ってはならないーーとなっています。
　また、第 11 条では、輸入食品は中国語ラベルで表⽰しなければならず、中国語表⽰は食品の最小販売包装に直接貼り付け、印刷または表⽰しなければならず、外国語表⽰の上に再び中国語表⽰を貼り付けてはならない。
　それから第 15 条では、食品の製造期⽇及び賞味期限は年月⽇の順序に従って表記する。「年」は 4 桁の数字で表⽰し、「月」及び「⽇」は 2 桁の数字で表⽰する。食品賞味期間が 72 時間を超えない食品は、製造年月⽇及び賞味期限は 24 時間制で時間までに表記すること。賞味期間は「××××年××月××⽇の食事（飲用）に最適」または「賞味期間が××××年××月××⽇」などの表⽰方法を取ることーーと規定されています。

以上