日系企業進出状況(2025年12月)
2025年12月11日
■「スシロー」中国・上海に2店舗開業、10時間以上待ちの盛況に少
外食⼤手のFOOD&LIFE COMPANIES(F&LC)は6日、中国上海市に回転ずし店「スシロー」を2店舗開いた。上海に進出するのは初めて。現地では値ごろ感から回転ずし⼈気が高まっており、開業時点で待ち時間は10時間以上となった。「スシロー」は4年前、広東省広州市に中国1号店を出店したのを⽪切りに北京、蘇州などにも店舗を広げ、6日に初めて上海で2店舗を同時にオープンした。開店前から中国のSNSなどで話題となっていて、初日の待ち時間は10 時間を超えたということです。これで中国本土では71店舗となった。
■日産、11⽉中国新⾞販売10%増 トヨタ・ホンダはマイナス続く
トヨタ⾃動⾞など日本⾞⼤手3社は5日、中国市場での11月の新⾞販売台数を発表した。日産⾃動⾞は前年同月⽐10.3%増の7万84台と6カ月連続で前年を上回った。トヨタ⾃動⾞は12.1%減の15万4600台、ホンダは33.8%減の5万840台だった。日産は電気⾃動⾞(EV)「N7」の投⼊効果が続いたほか、主⼒⾞種「シルフィ」などガソリン⾞も好調だった。トヨタの前年割れは3カ月連続で、減少幅は10月の6.6%から拡⼤した。新旧モデルの⼊れ替えに伴う販売減が響いたという。ホンダは22カ月連続のマイナスと苦戦が続いている。
2025年12月4日
■ニアミーが春秋航空と予約連携 相乗り送迎、中国人客取り込み
相乗りタクシーを⼿がけるニアミー(https://nearme.jp/)は2025年度中にも、中国の格安航空会社(LCC)の春秋航空と日本国内の空港送迎予約で連携する。経路検索サービスやホテルとも組む。これまで活用の限られていた中国人旅⾏客の利用を促し、相乗り頻度を高めていく。春秋航空とシステム開発の阿宝とタッグを組み、春秋航空の予約アプリとニアミーの予約システムをつなげる。航空便を予約する際にアプリ上でニアミーの空港送迎サービスを紹介する。ニアミーは⾶⾏機の発着時刻や人数、⾏き先などの情報を人工知能(AI)で組み合わせ、複数の乗客を1台のタクシーに相乗りさせる。事前予約で遠回りになる分、料⾦はタクシーと⽐べて割安になる。
■イオン、中国・⻑沙に新ショッピングモール 政治対⽴下で開業
イオンは 11 月 27 日、中国内陸部の湖南省⻑沙市に新たにショッピングセンター(SC)を開いた。足元では高市早苗首相の国会答弁を発端に日中関係が悪化し、日本に関連するイベントの中止や延期が相次ぐ中、大きな混乱はなく、多くの地元客が買い物や食事を楽しんだ。新店は「イオンモール⻑沙湘江新区」で、延べ床面積は23万6千平⽅メートル(東京ドーム 5 個分)と大型店。⻑沙市は2店舗目となる。「ユニクロ」や「無印良品」といった小売店に加えて、映画館やアミューズメント施設などを誘致し、⼀日楽しめるよう工夫した。⻑沙では夜間の消費活動が活発で、未明まで営業する⼀角も設けた。


