日系企業進出状況(2023年7月)
2023年7月26日
■アクシージア、香港休眠子会社の事業再開へ
化粧品の製造・販売を手がけるアクシージアは 18 日、化粧品販売事業を展開する香港子会社「AXXZIA (HongKong) International Ltd.」の事業を再開することについて発表した。香港子会社は、IPO 準備プロジェクト中の2020 年 8 月、⺠主化運動の激化及び新型コロナウイルス感染拡大の影響による売上低迷のため、一時休眠となった。
■阿⾥健康が第⼀三共と戦略提携、E コマース分野で協業
医療サービス企業の阿⾥健康信息技術(アリババ・ヘルス・インフォメーション・テクノロジー)はこのほど、第一三共と戦略提携すると発表した。提携により、第一三共は、阿⾥健康の E コマースプラットフォームである「淘宝薬局」において、自社製品の販売を開始する。
2023年7月19日
■三井住友海上が EV 課題解決、中国で共同実証実験を開始
三井住友海上火災保険株式会社は、先進取組推進拠点のグローバルデジタルハブ上海を中心に、中国事業を展開する三井住友海上火災保険(中国)有限公司、日郵振華物流(天津)有限公司、パナソニック四維モビリティテクノロジーサービス北京有限公司と共同で、2023 年 6 月から電気自動車(以下、EV)利用における課題解決に向けた総合的なソリューション提供と新たな保険商品・サービスの研究・開発に関する実証実験を開始することを発表した。
■中国生物製薬の英傘下が武田と戦略提携、がん免疫療法で共同研究
中国生物製薬傘下の英バイオ医薬品会社 F-スター・セラピューティクスが武田薬品工業と戦略提携。F-スターが保有する全ヒト「Fcab」、四価「mAb2」を基盤技術として活用し、癌患者に用いる次世代の多重特異性免疫療法を開発する。
2023年7月12日
■ホンダと日産、6 月の中国新車販売 2 カ月ぶりマイナス
ホンダと日産自動車が発表した 6 月の中国での新車販売台数は、ともに 2 カ月ぶりに前年同月の水準を割り込んだ。前年は自動車関連税の減額措置などによる販売押し上げ効果があった時期で、反動減となった。ホンダの 6 月の新車販売台数は前年同月比 19.8%減の 11 万 3133 台となり、日産の 6 月の新車販売台数は 28%減の 6 万 9139 台だった。
■三菱地所、上海オフィス開発「晶耀虹橋」に参画
三菱地所は米系大手デベロッパーのティシュマン・スパイヤー、中国国有不動産大手の新⾧寧集団、大手運送サービス企業の貨拉拉とともに、大規模複合開発プロジェクト「晶耀虹橋(ジンヤオホンチャオ)(Crystal Bridge)」に参画することを発表した。本プロジェクトは、中国上海市内における、三菱地所グループ初のオフィス開発プロジェクトで、竣工は 2025年を予定している。
2023年7月5日
■広州汽⾞や三菱⾃、合弁に最大 370 億円融資 資⾦確保へ
中国国有⾃動⾞大手の広州汽⾞集団は、三菱⾃動⾞などと共に、合弁会社「広汽三菱汽⾞」に対して最大で 18 億8400 万元(約 370 億円)を融資する⽅針を 26 日までに発表した。販売が振るわないなか、手元資⾦の確保で手を打つ。広汽三菱汽⾞では出資⽐率は広州汽⾞が 50%、三菱⾃動⾞ 30%、三菱商事 20%の合弁会社。
■オリックス系、鉑⼒特 3D プリンター販売・レンタル開始
オリックス傘下で測定器レンタル事業のオリックス・レンテックは 20 日、3D プリンター世界大手の⻄安鉑⼒特増材技術「BLT 社」が製造する 3D プリンターの国内販売権を取得し、BLT 社製 3D プリンターの販売とレンタルを開始すると発表した。オリックス・レンテックは、BLT 社製品の販売・レンタルに加え、販売後の保守サポートを⾏う。