日系企業進出状況(2023年8月)

2023年8月30日

■トヨタや小⾺智⾏など 3 社、ロボタク事業で合弁

トヨタ⾃動⾞傘下の豊⽥汽⾞(中国)投資有限公司が新たな現地合弁会社を⽴ち上げる⾒込みだ。⼩⾺智⾏科技(pony.ai)、広汽豊⽥汽⾞有限公司(広州汽⾞とトヨタの合弁)の 3 社共同でロボタクシー関連事業に乗り出す予定という。売り上げは 20%増を⾒込んでいるという。

■アルメディオが中国⼦会社設⽴へ、断熱材の需要拡大に対応

アルメディオは 18 日、断熱材、加熱炉設備事業を展開する阿爾美(蘇州)新材料科技有限公司(仮称)を江蘇省呉江市に⽴ち上げると発表した。断熱材の需要拡⼤に対応する。今後も太陽電池関連の受注が拡⼤する⾒通しとなったため、この機会をとらえ新たに⽣産拠点を確保するとしている。

2023年8月23日

■イオンモール中国、売り上げトップ店舗を拡張リニューアル

ショッピングモールの開発・運営を手掛けるイオンモール(中国)投資は 7 月 28 日、湖北省武漢市の「イオンモール武漢経開」を増床リニューアルオープンした。同店舗は、中国に 21 店舗を構える「永旺夢楽城(イオンモール)」の中でも最大の総賃貸⾯積(GLA)、売り上げ・利益を誇る旗艦店で、今回のリニューアルでは GLA を約 2 万平⽅メートル増床した。売り上げは 20%増を⾒込んでいるという。

■ローソン、中国国内の店舗数 6000 店舗突破へ

ローソンは、中国国内の店舗数が 8 月中に 6000 店を突破する予定であることを明らかにした。2022 年 7 月に 5000店舗を突破してから約 1 年で 1000 店舗をオープンしたことになる。ローソンは今後も中国において、エリアライセンス契約や各地でのメガフランチャイズによる出店を強化し 2025 年度に 1 万店舗への拡大を目指していく。

2023年8月9日

■ライオン⼦会社が益海嘉⾥と合弁、業務用洗剤を販売

ライオンは31日、子会社のライオンハイジーン(東京)とシンガポールのパーム油⼤⼿ウィルマー・インターナショナル傘下の益海嘉⾥⾦龍⿂粮油⾷品股フン有限公司が、上海に業務⽤洗浄製品の販売などを⼿掛ける合弁会社を設⽴すると発表した。海外ビジネスの最重点国と位置付ける中国で、プレゼンスをさらに強化したい考えだ。

■トヨタ、中国の研究開発を⼀部集約 EV 戦略加速

トヨタ⾃動⾞は 31 日、中国で電気⾃動⾞(EV)などの研究開発を一部集約すると発表した。中国子会社の研究開発拠点で⽴ち上げる開発プロジェクトに現地メーカーとの合弁会社の⼈材を充てる。EV を中⼼に変化の速い市場で受け⼊れられる製品を迅速に開発する狙いがある。

2023年8月2日

■広汽トヨタ、テンセントと戦略的提携の締結発表

中国の広州汽⾞とトヨタ⾃動⾞の合弁企業の広汽トヨタ(本社︓広東省広州市)は 7 月 15 ⽇、中国デジタル大⼿テンセントと、デジタルエコシステムに関する戦略的協⼒の枠組み協定を締結したと発表した。今回の協定により、双方は先進的なクラウドのプラットフォームとソリューションを共創することで、広汽トヨタの営業やサービスなどの業務をクラウド上で⾏うことを加速し、高品質のデジタルトランスフォーメーション(DX)を保証するという。

■神⼾物産が⼤連⼦会社を清算へ、事業の⽣産性を考慮

「業務スーパー」をフランチャイズ展開する神⼾物産(兵庫県加古川市)は24⽇、中国・大連にある⾷品製造子会社の大連福来休⾷品有限公司(大連フレッシュ)を10月末に解散、清算すると発表した。グループ最初の⾷品⼯場として1992年に設⽴したが、現地周辺に住宅が増え、当初よりも操業条件が厳しくなっていた。