日系企業進出状況(2025年11月)

2025年11月27日

■トヨタ、中国で新型EV「bZ7」を発表 ファーウェイ技術採⽤

トヨタ自動⾞の中国合弁会社「広汽トヨタ」は21⽇に開幕した広州モーターショー2025にて、中国向け電気自動⾞(EV)のセダン「bZ7」を発表した。通信機器⼤手の華為技術(ファーウェイ)や自動運転新興のモメンタなど中国企業の技術を採⽤した。現地消費者の嗜好に合った商品で販売拡⼤を狙う。現時点で判明している駆動⽅式は出⼒207 kW(277 hp)の⼆輪駆動であるが、中国のIT⼤手「ファーウェイ」が設計・製造する駆動⽤モーターユニット「DriveONE」を採⽤した。ファーウェイはここ4、5年で自動⾞業界への進出を強めており、自社ブランドのEVを発売するだけでなく、他メーカーへ駆動⽤モーターの供給や、⾞載システムの開発なども⾏なっているという。

■婦⼈靴ジェリービーンズが⼭東若嘯科技と提携、中国で基盤確⽴

婦人靴の企画・販売を手がけるジェリービーンズグループは19⽇、中国のEコマース総合ソリューション企業、⼭東若嘯科技有限公司との間で、業務提携契約を締結したと発表した。今回の提携では、ジェリービーンズグループの強みである商品⼒やブランド⼒と、⼭東若嘯科技の強みである EC プラットフォームの運営ノウハウやビッグデータを活⽤したシステムを融合。サプライチェーンや物流体制の最適化に加え、中国市場に特化した商品の企画開発や、ブランド成⻑エコシステムの構築によって、中国市場における同グループの事業基盤の早期確⽴とブランド価値の最⼤化を図るという。

2025年11月20日

■吉野家、上海でラーメン店開業

吉野家ホールディングス(HD)は13日、上海市にラーメン店「キラメキノトリ(中国語名︓煌面ノ屋)」の海外1号店を開業したと発表した。同社は2024年に中国本⼟のラーメン事業から撤退していたが、ラーメンを⽜丼、うどんに次ぐ第3の柱と位置づけ、本⼟で再始動する。グループ会社のキラメキノ未来(京都市)を通じて出店した。店舗は上海市中⼼部の繁華街、南京東路にある商業施設「恒基名人購物中⼼」の地下1階に設け、13 日に正式開業した。座席数は 23 席で、ひとり客から家族連れまで幅広い層を取り込む。営業時間は午前10時から午後10時まで。店舗運営は上海⼦会社の吉野家(中国)投資が担う。

■アニメイトが杭州に初店舗、28日開業

アニメや漫画の関連グッズを販売するアニメイト(東京都豊島区)は13日、浙江省杭州市で今月28日に中国本⼟で初となるカフェ併設型の新店舗をオープンすると発表した。新店舗では人気作品とのコラボ商品などを展開する予定だ。杭州市への出店は初めて。同市中⼼部の上城区にある商業施設「⼯聯CC次元站」内に設ける。同商業施設はアニメや漫画、ゲームといった「二次元文化」に特化しており、国内外の関連企業が入居している。併設するカフェでは、飲み物の上に乗せたクリームに人気作品のキャラクターをプリントしたコラボドリンクを販売する。まず店舗部分を開業し、カフェは後日オープンする予定だ。

2025年11月13日

■⽇産、10月の中国新⾞販売11%増 トヨタとホンダは減少

⽇本⾞大手3社の10月の中国新⾞販売台数が10⽇出そろい、⽇産自動⾞が前年同月⽐10.9%増の6万7855 台で好調を維持した。同社は電気自動⾞(EV)の販売を伸ばしている。⼀方、トヨタ自動⾞とホンダは競合との価格競争に押され、減少となった。⽇産は前年同月⽐10・9%増の6万7855台だった。プラスは5カ月連続。4月に発売したセダンタイプのEV「N7」の販売が底堅さを保っている。⽇産によると、N7の10月の販売台数は6540台だった。トヨタは6・6%減の16万900台だった。2カ月連続で前年実績を下回った。EVの販売は好調だったが、新型⾞への買い替えを支援する補助⾦の支給を打ち切る地域が拡大していることなどが逆風となった。ホンダは20・6%減の5万9886 台。21カ月連続でマイナスだった。中国市場で販売が伸びているEVのラインアップが不⾜していることが響いている。

■「アニメイト香港」12月オープン、直営店として再進出

アニメグッズ専門店のアニメイトは12月、「アニメイト香港」をグランドオープンする。アニメイト香港は2020年10月に閉店したが、今回直営店として再進出する形だ。香港直営店が、2025年12月に旺角(モンコック)駅直結の商業施設「T.O.P this is our place」内に再オープンする。新店舗では、⽇本やアジアで話題の最新グッズや書籍に加え、香港限定企画も展開予定です。また、人気作品とのコラボドリンク「グラッテ(Gratte)」も導入されるという。

2025年11月13日

■⽇産、10月の中国新⾞販売11%増 トヨタとホンダは減少

⽇本⾞大手3社の10月の中国新⾞販売台数が10⽇出そろい、⽇産自動⾞が前年同月⽐10.9%増の6万7855 台で好調を維持した。同社は電気自動⾞(EV)の販売を伸ばしている。⼀方、トヨタ自動⾞とホンダは競合との価格競争に押され、減少となった。⽇産は前年同月⽐10・9%増の6万7855台だった。プラスは5カ月連続。4月に発売したセダンタイプのEV「N7」の販売が底堅さを保っている。⽇産によると、N7の10月の販売台数は6540台だった。トヨタは6・6%減の16万900台だった。2カ月連続で前年実績を下回った。EVの販売は好調だったが、新型⾞への買い替えを支援する補助⾦の支給を打ち切る地域が拡大していることなどが逆風となった。ホンダは20・6%減の5万9886 台。21カ月連続でマイナスだった。中国市場で販売が伸びているEVのラインアップが不⾜していることが響いている。

■「アニメイト香港」12月オープン、直営店として再進出

アニメグッズ専門店のアニメイトは12月、「アニメイト香港」をグランドオープンする。アニメイト香港は2020年10月に閉店したが、今回直営店として再進出する形だ。香港直営店が、2025年12月に旺角(モンコック)駅直結の商業施設「T.O.P this is our place」内に再オープンする。新店舗では、⽇本やアジアで話題の最新グッズや書籍に加え、香港限定企画も展開予定です。また、人気作品とのコラボドリンク「グラッテ(Gratte)」も導入されるという。

2025年11月6日

■東風汽⾞が東風本⽥発動機株50%売却、広汽本⽥に254億円で

中国の⾃動⾞大手、東風汽⾞集団は10月30⽇、東風本田発動機公司の株式50%を売却すると正式発表した。この売却は、広汽本田に254億円で⾏われる予定だ。売却資料によると、同社の資産は昨年、54億⼈⺠元(約1100 億円)と評価されたが、2億2780万元の損失を計上。負債は33億元に上る。⼯場の従業員数は827⼈。広汽本田は、東風本田発動機の株式を取得することで、エンジン分野における⼀体化運営を実現し、サプライチェーンの安定性と⾃主性を高めるとともに、コストと品質の管理を強化し、経営効率や収益性のさらなる向上につながると説明している。

■マニーが⻭科⽤ダイヤバー販売再開、中国当局が変更申請を承認

⻭の根管治療に使われる器具などを製造するマニーは10月30⽇、中国で⾃主回収していた⻭科⽤ダイヤモンドバー「マニーダイヤバー(⼀般的名称︓⻭科⽤ダイヤモンドバー)」について、2025年10月29⽇に中華⼈⺠共和国規制当局より承認を受け、販売を再開する運びとなったことをお知らせした。2025年4月9⽇に中華⼈⺠共和国規制当局に届け出ている製品登録情報の⼀部に記載不備があることが判明したため、当該製品の⾃主回収及び記載不備を訂正するために変更申請を進めてきて、⾃主回収は、2025年8月までに概ね完了をしている。今後は、再発防⽌に向けた取り組みを継続し、より⼀層の品質向上に努めていくという。