日系企業進出状況(2022年9月)

2022年9月28日

■日本触媒、中国リチウム塩製造会社に資本参加

⽇本触媒は深圳新宙邦科技傘下の湖南福邦新材料有限公司(以下、湖南福邦)に資本参加すると発表した。近年、環境問題への意識の⾼まりから、省エネ・低公害の次世代⾃動⾞の代表的存在である電気⾃動⾞(EV)に対する需要は⾼く、EV 向けリチウムイオン電池(以下、LIB)市場は急激に拡⼤している。LIB の最⼤市場である中国において、⽇本触媒が世界で初めて商品化した⾼性能電解質としてのリチウム塩︔LiFSI (リチウムビス(フルオロスルホニル)イミド、商品名︓イオネル)の事業拡⼤に向け、今般 LiFSI 事業へ進出すべく製造設備⽴ち上げを進めている湖南福邦へ資本参画することに合意し、電解質市場におけるイオネル事業成⻑の急加速を図る。

2022年9月20

■ホンダが中国 EV バッテリー調達強化、東風・広汽と合弁設⽴

ホンダの中国現地法⼈である本田技研工業(中国)投資有限公司は 7 ⽇、東風汽⾞集団、広州汽⾞集団と共同で、EV(電気⾃動⾞)⽤バッテリーの調達を⾏う合弁会社「衆鋭(北京)貿易服務有限公司(HDG(Beijing)Trading Service Co., Ltd)」を 2022 年 9 月末に設⽴する。また、ホンダと宁德時代新能源科技股份有限公司は、今後の電動化の加速を⽀えるバッテリー安定調達体制の確⽴を目指し、パートナーシップを⼀層強化する覚書を締結したことを発表した。これらの取り組みにより、中国における EV ⽤バッテリーの⻑期的な安定調達の実現と、さらなる競争⼒強化を目指す。

■凸版印刷の開封検知スマートパッケージ、中国企業が採用

凸版印刷株式会社は 1 ⽇、⾃社の開封検知スマートパッケージについて、中国茶ブランド「半守(Halfism)」を展開する上海苦口師文化発展有限公司に採⽤されたと報告した。凸版印刷株式会社は中国茶ブランド「半守(Halfism)」のデジタルマーケティングを⽀援するために、不正防⽌加工を施した NFC タグ機能を紙器構造に内蔵し、パッケージのセキュリティと意匠性を保持したスマートパッケージを提供している。このスマートパッケージがこのたび、上海苦口師文化発展有限公司が販売する中国茶ブランド「半守(Halfism:ハーフイズム)」の、中国現代茶聖「呉覚農」生誕 125 周年を記念した「福⿍⽩茶(フーティバイチャ)」のギフトボックスに採⽤され、中国全土に向け 10 万個出荷さ
れる予定という。

2022年9月14日

■ホンダが中国 EV バッテリー調達強化、東風・広汽と合弁設⽴

ホンダの中国現地法⼈である本田技研工業(中国)投資有限公司は 7 ⽇、東風汽⾞集団、広州汽⾞集団と共同で、EV(電気⾃動⾞)⽤バッテリーの調達を⾏う合弁会社「衆鋭(北京)貿易服務有限公司(HDG(Beijing)Trading Service Co., Ltd)」を 2022 年 9 月末に設⽴する。また、ホンダと宁德時代新能源科技股份有限公司は、今後の電動化の加速を⽀えるバッテリー安定調達体制の確⽴を目指し、パートナーシップを⼀層強化する覚書を締結したことを発表した。これらの取り組みにより、中国における EV ⽤バッテリーの⻑期的な安定調達の実現と、さらなる競争⼒強化を目指す。

■凸版印刷の開封検知スマートパッケージ、中国企業が採用

凸版印刷株式会社は 1 ⽇、⾃社の開封検知スマートパッケージについて、中国茶ブランド「半守(Halfism)」を展開する上海苦口師文化発展有限公司に採⽤されたと報告した。凸版印刷株式会社は中国茶ブランド「半守(Halfism)」のデジタルマーケティングを⽀援するために、不正防⽌加工を施した NFC タグ機能を紙器構造に内蔵し、パッケージのセキュリティと意匠性を保持したスマートパッケージを提供している。このスマートパッケージがこのたび、上海苦口師文化発展有限公司が販売する中国茶ブランド「半守(Halfism:ハーフイズム)」の、中国現代茶聖「呉覚農」生誕 125 周年を記念した「福⿍⽩茶(フーティバイチャ)」のギフトボックスに採⽤され、中国全土に向け 10 万個出荷さ
れる予定という。

2022年9月7日

■ダイキンが中国展開加速、広東省恵州に新会社

ダイキン工業は中国現地法人の大⾦(中国)投資有限公司を通じ、大⾦空調(恵州)有限公司を新たに⽴ち上げると発表した。新会社(孫会社)は広東省恵州市を拠点に、住宅⽤空調機器の新工場棟を建設するという。投資額は約 350 億円を投じ、2024 年 10 月の稼働を目指し、主に家庭⽤空調を中国向けに増産する。⽣産増強によって⽣産集中に伴うリスクを分散し、需要拡大に対応する。

■商船三井が輸送能⼒増強、中国で LNG 大型船 6 隻建造へ

株式会社商船三井は 8 月 25 日、環境境負荷の低い液化天然ガス(LNG)を主燃料とするケープサイズバルカー4隻と大型原油タンカー(VLCC: Very Large Crude Carrier)2 隻の建造を決定し、造船所と建造契約を締結したことを発表した。ケープサイズバルカーは中国船舶集団⻘島北海造船有限公司と 21 万重量トン型ケープサイズバルカー4 隻の建造契約を締結した。当社初の同造船所での新造発注であり、2025 年より 2026 年にかけて順次竣工する予定である。今回発注した VLCC は、川崎重工業株式会社が中国遠洋海運集団有限公司と共同運営している大連中遠海運川崎船舶工程有限公司にて建造し、2025 年より 2026 年にかけて順次竣工する予定。