その24.「−ian、yan」は「イエン」と覚えれば良い。
−−「大連に住む人は」は地の利を得ている
今まで母音は易しいということを強調して来ましたが、残された「−ian、yan」がなかなかの難物です。
これは「イエン」と発音しますが、そうであれば、何も難しいことはないと思われるでしょうが、そうは問屋が卸さないのです。
テキスト『これ以上解り易く出来ない!中国語』のp。26には、これを含んだ単語を4つ載せています。
nian(2) 年
nian(4) 念
qian(赤、2) 銭
jian(4) 見
母音の学習段階で、「−ian」は、「イエン」で良い、いや、「イエン」でなければいけないといくら口を酸っぱくして説明しても、子音の勉強が終わって晴れてp。26を読む段になると、上記を、ほぼ100%に近い人が、
ニアン(2)
ニアン(4)
qi アン(2)
ジアン(4)
と読んでしまうのです。
但し、最後の「jian」だけは、「zai(4) jian(4)
再見」というよく知られた単語であるため、「ザイ(4)ジエン(4)」と正しく発音出来る人もいます。しかし、この場合は、発音記号=「ピンイン」を読んでいるというよりも、自分の過去の耳に残った響きを反芻しているといった感じです。事実、「zai(4)」を取り上げてしまうと、「ジアン(4)」に戻ってしまうのが普通です。
私は、自分の経験より、この発音に限らず、中国語の入門段階において、発音記号=「ピンイン」を見て反射的に正しい発音が出来るようにすることは、非常に重要なポイントだと考えます。
日本語のローマ字や、英語の読み方と「ピンイン」の読み方を混同してしまうと、後になって必ず苦労します。
特にこの種の発音は、この段階でしっかりと押さえておかないと、悪い癖になってしまって案外矯正が難しいのです。
では、どうすれば良いのでしょうか?
効率的な学習法はないのでしょうか?
あります。
次の単語を繰り返し、集中的に練習すれば、かなり短時間に正しい発音が身に付きます。
是非試してみてください。
da(4) lian(2) 大 連
zai(4) jian(4) 再 見
(一般的に言って、大連にお住まいの方、大連とビジネスをやっておられる方、しょっちゅう人と別れてばかりいる方程、この発音記号を身に付けるのは速いですね。)
(続く…)
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