その17.「第三声」は額を机に擦り付け苦しくなる位、低く低く!
−なぜ「田中式ピンイン表記法」なのか?
「第三声」も日本人は余り得意ではないですね。特に少し勉強した人に多く見られるのですが、難しい第二声に気をとられ過ぎているせいか、第三声が上ずってしまうという傾向が見られます。リマインドしてやるとすぐに直りますが、こういう時、「やはり基本が全てだ!」って思います。
先生は、こう教えなければいけません。
Maaaaaaaaaaa (文字が大きい程、音が高い)
「aa のところでは、額を机に擦り付けるつもりで、もうこれ以上苦しくて下げられないというところまで下げます。お腹の底から声を絞り出すつもりでやってください。
まだ、まだ。
はい、そこまで下がればいいでしょう。
そこまで下がれば後は自然に上がるでしょう。
おなかが空きますよ。
ダイエットにもいいですよ。」
「maa が出来るようになったら、『hao』で練習しましょう。
『好(3)』は『良い』『よろしい』『OK』『合格!』『はい』『じゃー、…』などといった意味です。
これを力強く、迫力を持って言えば、
『よし!大丈夫だ。これで行こう!』
『分かった。』
『うん、いいぞ、その調子だ!』
『そりゃ、いい考えだ!』
『じゃー、これでお開きだ。飯にしよう。』
などになります。ですから、中国人を部下に持つ人は、これをマスターしないと部下を使い切ることは出来ないでしょう。
また、これは優しく言うと、
『いいわよ。』
『ええ、そうしてくださいな。』
『結構です。』などとなります。
中国人から結婚を申し込まれて、承諾の意志があるのに、第三声が正しくないばかりにチャンスを逃すことも有り得るのです。
こんな風にです。
中国人:結婚(jie hun),好(hao)ma?
日本人:How ?
中国人:???!
ですから、幸せを求める人もこの発音練習はしっかりやっておかないといけません。」
「いや、それよりも大事なのは、言わずと知れた、
ni (2) hao (3)
です。
首を右上に振り上げてから、今度は額を机に擦り付けなければならないのですよ。
かなり運動量が多いですよ。
本当におなかが空きますよ。
haaaaaaooo,
食事にしましょう。 」
(続く…)
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