その16.「第二声」は首を右上に振り上げなければダメ!
−なぜ「田中式ピンイン表記法」なのか?
次は第二声ですが、日本人にとっては最も難しい声調です。
皆様は意外に思われるかも知れませんが、声調で難しいのは第二声、発音で難しいのは「shu」です。この音は、「書」「数」「属」……等よく使われる音ですが、この音を正確に発音することは至難の技です。この音は通じさせることは難しくないのですが、正しい発音でとなると本当に難しいのです。
台湾師範大学国語中心で先生に「しごかれた」のを思い出します。
「だめだめ!こうです。shu 」
「まだ、だめ。」
「まだ、まだ。」
「まー、聞いてわかるから良いか?いや、ダメだ。 頑張って!」
「うん、少しはましになったかなー。」
要は、「シュークリーム」の「シュー」のようになってはいけないのです。
周りの中国人に聞いてみてもらってください。
さて、第二声。
先生は、このように教えなければなりません。
「良いですか?これが最も高い峰です。これを越えなければ先には進めません。しかし、これを越えれば、向こうに広々とした大海原が開けるでしょう。
絶対に首を右上に振り上げなければいけません。それも、急激に振り上げなければいけません。日本語で『エーーーーーッ、本当、まさか?』という時の『エーーーーーーッ』のつもりで。大げさにやらなければいけません。
それから、このお音の出発点は、低い音ではありません。中位の高さから自分の持てる最高のピッチまで急激に持って行くつもりでないといけません。
こんな感じです。
Maaaaaa(文字の大きさが音の高さを表わすとして) 」
「はい、やってみましょう。
うーん、声が大きいだけで上に上がっていませんね。
首の骨が折れるくらい振り上げて下さいよ。」
第二声の練習はやり過ぎるということはないです。
変な癖がつくと将来直らなくなってしまいますので。
この間も、日本の大学院で中国哲学を専攻し、中国にも留学し、中国人と結婚している日本女性が「明栄庁:ming(2)rong(2)ting(1)」を何度も「ming(1)rong(3)ting(1)」と言うので、よっぽどご指摘申し上げようと思ったのですが、プライドが高そうな女性でしたのでそのままにしてしまいました。十数年勉強している筈なんですが、こうなるともう誰も直してはくれませんね。
第二声の検証は、次の言葉で出来ます。
「 ミング(2) 二エン(2) 」
また、先輩達の第二声の安定度を試すには、下記の上海にかかわる固有名詞が役立ちます。
「 龍 柏 」 「 古 北 」
「龍」も「古」もここでは第二声です。
出来なかったら、指摘してあげてください。
(続く…)
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