その93.日本人だからこそなれる、日・英・中の使い手(18)
前回AとBの英語による会話例を見たある人が、「日本人にも中国人にも、この会話が出来る人はそんなに多くない、日本人:0.5億人、中国人:2億人はあり得ないのでは」との指摘をして来てくれました。
もう一度見直してみると、確かに、この会話をキチッと訳すとなると、それなりに難しい気がして来ます。
ですが、私が元々イメージした会話は、こんな感じのものでした。
A:Tasty !
B:North Sea .
どうですか?
これ位でしたら、この位の人数はいてもおかしくないでしょう?
しかし、仮にこれが妥当な数字だとしても、英語で意思疎通が出来ない、即ち、身振りと筆談以外にコミュニケーションをとれない日本人と中国人が、
日本人:0.5億人、
中国人:14億人(10年後には増えているでしょうから)もいることになります。
どうしたら良いのでしょうか?
両国民の英語力を飛躍的に向上させる方法はないのでしょうか?
この問題を考える上で、参考になるのが、イギリス人とフランス人のケースです。
この間、或る新聞に、イギリス人に「観光客の中でマナーの悪いのは、どこの国の人間か?」というアンケート結果が紹介されていました。
アンケート結果は、「フランス人が最もマナーが悪い」というものでした。で、興味深いのは、その理由でした。その最大の理由が、
「英語をしゃべらず、あたり構わず、フランス語をしゃべる」というものでした。
そこへ行くと、日本人なんかは、全くその逆で、英語が出来ないで恥じ入っている人が大半だそうです。
(続く)
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