その91.日本人だからこそなれる、日・英・中の使い手(16)
全世界に『ポケットに入る日英中会話ハンドブック』を使える人が約210万人しかいないという私の推定は、どこまで正しいのでしょうか?
更に、大胆に予測してみましょう。
<日本人> (単位:億人)
『ポケット』日本語が使える人 1
『ポケット』英語が使える人 0.5
『ポケット』中国語が使える人 0.001
<中国人> (単位:万人)
『ポケット』中国語が使える人 10
『ポケット』英語が使える人 2
『ポケット』日本語が使える人 0.02
先の推定がどこまで正しいかは別として、ここから読み取れるのは、地球上で、中国語も日本語も使える人は、中国人と日本人の寡占状態であるとは言え、英語に比べると余りに見劣りがするということです。
言葉を換えて言えば、5000万人の日本人が『ポケット』を片手に、2億人の中国人と英語で直接会話が出来るのに引き換え、10万人の日本人しか、『ポケット』を片手に中国語で中国人と直接会話が出来ないということを意味しています。
こう申し上げると、「いいじゃないか。英語で話が出来るなら、日本人、中国人が更に英語を磨いて、英語で意思疎通できる人口を増やせば。例えば、英語を使える人間が、
日本人 0.8億人
中国人 10億人
になれば、全く問題ないじゃないか?」
といった声がどこかから聞こえて来そうです。
(続く)
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