その70.なぜ、「これなら出来る!・・・」か?(18)
いかがでしょうか?
200の単語・フレーズで前回紹介したような文章が話せるのですから、頑張って400の単語・フレーズを覚えた人には、相当実のある会話が出来るということがお分かりになったと思います。
実は、極く最近、ビジネス日本語会話のテキスト、「ビジネス日本語会話 商談・取引編」(仮題)を書き上げました。このテキストには、100の対話例文を載せましたが、その中の一部を紹介しましょう。こんな具合です。
【例1】
売り手:では、これから、弊社の会社概要をDVDでご覧いただきます。15分位です。
買い手:よろしくお願い致します。
【例2】
売り手:小林様、お待ち申し上げておりました。さー、どうぞ、
どうぞ。奥のほうへどうぞ。
買い手:ありがとうございます。
【例3】
買い手:高さん、小林です。シッピング・アドバイス、まだメールしてもらってないよね?
売り手:あー、今から一時間以内に送ります。お待ち下さい。
どうでしょうか?200〜400の人でも、この位の会話でしたら、辞書や周りの人の助けを借りれば、言えるような気がしませんか?
勿論、こういう対話もあります。
【例4】
買い手:加藤さん、競合他社にうちの仕入れ値が筒抜けなんですよ。
決して御社を疑っている訳ではありませんが、念のため、御社でも調べてみて
いただけないでしょうか?
売り手:小林様、お言葉を返すようですが、我が社に限ってそのような事はないと思い
ます。とはいえ、他ならぬ品川様のご要請ですから、すぐにも社内を洗ってみ
ます。
以上より、6ヶ月で何とか例1〜例3位は言えて、「A語彙」のハードルははクリア出来そうだと申し上げて大丈夫ですよね。
(続く…)
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