その45.筆談のススメ(9)
―――
shen(2、赤)
me(軽、赤) yi(4)
si(軽) ?
筆談を効果的に行うための最後の文が、
“・・・・・・,shen(2、赤) me(軽、赤)
yi(4) si(軽)?”
「・・・・・・はどういう意味ですか?」
「・・・・・・は何を意味しているのですか?」
です。
“shen me”
や“zen me”がやたら出て来て、最初は紛らわしくて、とまどうかも知れませんが、慣れればどうということはありません。とにかく、使ってみることです。また、間違えても中国の人達は直してくれるでしょうから、どしどし使ってみることです。
“・・・・・・”には、中国語が入ります。
例を挙げますと、
“hao(3) kan(4、赤)
,・・・・・・・?”
“ni(3) bu(2) yong(4) lai(2),・・・・・・・?”
“chong(2、赤)
chong(2、赤) zu(3) li(4),・・・・・?”
“ren (2、赤)
bu(4) ke(3、赤) mao(4) xiang(4),・・・・・?”
もし相手の中国語を繰り返す自信がない場合は、繰り返さず、矢継ぎ早に、
“shen(2、赤)
me(軽、赤) yi(4) si(軽) ?”
とやってもかまいません。
気を付けなければいけないのは、むしろ、「語気」です。
強く発音してしまうと、
「一体どういうつもりなんだ?」
「何だって?」
「何?!」
と喧嘩言葉になってしまうのです。
中国のドラマでは、しょっちゅう聞かれます。
喧嘩も出来ないとビジネスが出来ないとお考えの方は、ついでに習っておかれたら良いかも知れませんね。
なお、ご参考までに申し上げますと、中国語には、喧嘩で使われる「罵り言葉」が豊富にありますが、私の知る限り、それを最も多く集め日本人に紹介している点で、『大観園の解剖』(佐藤慎一郎著、原書房)の右に出るものはありませんね。とにかく、すごいです。
(続く…)
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