その197.「核文字」を攻める (13)
なお、「核文字」をピックアップするに際して、二つ
の基準を設けたことが、事態を若干複雑にしている。
一冊のテキストに二種類の「核文字」が登場すること
になるからだ。
思い切って二冊の本にしようかとも考えたが、実は、
かなりやっかいな問題がある。
それは、判定基準の1.とも2.とも判別し難いもの
があるということだ。
例えば、
“我要学会中文。” の “会” だ。
1.のようにも見えるし、2.のようにも見える。確定し難いのだ。
やはり、現時点では、“会”は、
“我会中文。”
“我要学会中文。”
のどちらの“会”も、取りあえず、「核文字―――“会”」として
まとめておくしかない。
この問題は、将来、是非共誰かに解明してもらいたい。
(続く)
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