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 100万人の中国語


その192.「核文字」を攻める (8)

 ネイティブにとっては、当たり前過ぎるために、
わざわざ「核文字」などという新しい概念など考え
出す必要はなさそうだ。

 頭の中にいくつもの引き出しがあって、その中に
わんさと「核文字」及び「非核文字」が詰まっている
のだ。

 ここで、外国人(非中国語人)である私が、聞く。

 「以下に掲げるものが『核文字』というものです。
『核』というイメージが湧きますか?

 可、了、没、得、応、使、譲、在、能、是、
 上、下、来、開、就、的 ・・・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・」

 実は、この問いかけはまだ行っていない。まだ、
誰にも、上記の「核文字」一覧表は見せていない。
 
 今日現在、約220文字、見つかっている。

 問題は、これらの文字が、「核文字」として、
ネイティブの頭の中の引き出しに格納されているか
どうかということだ。

 ここまで来ると、科学実験の様相を呈して来る。

 早く実験してみたいと心ははやるが、もう少し
精緻なものにしないと実験が中途半端なものに
終わってしまうかも知れないと思い、現在、「核文字」
を更に発見すべく中国語の世界を探索すると同時に、
非中国人にとっては無理して覚える必要がないと思わ
れる「核文字」を篩にかけている。

 最終的に、どれが残るか?


(続く)

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