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 100万人の中国語


その142.二段ロケット式外国語学習法(24)
 

 第1目標地点の場合は、第2目標地点と違って、どのロケットも、割と似通った地点に目標を設定していると思われます。
  
 それは、実際に様々なロケット打ち上げの映像を比較してみるとよく分かります。大体似たような地点で、第一ロケットが切り離されています。

 これを外国語の学習に当てはめてみると、外国語の学習においても、第1目標地点というものは、学習者によってそう大きく異なるものではないということになるでしょう。
  
 では、第1目標地点は、どの辺に設定されるべきでしょうか?

 私が提唱する「二段ロケット式外国語学習法」においては、前にも申し上げましたように、この第1目標地点を、

 「ある特定言語の音の体系を把握すること」、即ち、「ある特定言語の全ての音について、ネイティブに通じる発音が出来ること」に設定しました。

 外国語を「話す」ためには、どうしても、その言語の「音」が発音できたり、聞き取れたりしなければならない訳ですから、学習者が総じて「音」の習得に向かうというのは、当然過ぎる位当然でしょう。そうなると、第1目標が、「音」や「発音」に係るものに落ち着くというのも、当然過ぎる位当然だと言えるでしょう。

(続く)
 

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