その123.二段ロケット式外国語学習法(5)
ところで、私が外国語学習(教授)法について関心を持ったのは、かなり前のことです。最初は、当然ながら、学ぶ者としてでした。中学校で英語を習い始め、高校時代にNHKのドイツ語講座でドイツ語を独学し、大学の第二外国語でフランス語を学び、24歳の時、総合商社の語学研修生として台湾で中国語を学びました。つまり、英語、ドイツ語、フランス語、中国語の順番で外国語に触れたのです。一方、教える方はと言えば、大学時代に英語教員免許を取得すべく長野県の母校の高校で2週間の英語の教育実習を実施しましたが、その後は英語教師にはならず商社マンとして20余年を過ごし、50歳で退社・独立してから、中国語、ビジネス中国語、ビジネス日本語を謂わば本職として教える道を選び、現在に至っています。この間、外国語を何とか身につけたいとする者の例に漏れず、学ぶ者と教える者の双方の立場から効率的な学習指導法を模索する日々が続いて来ました。
(続く)
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