その103.日本人だからこそなれる、日・英・中の使い手(28)
二つ目のうれしいニュースは、「100万人の中国語」のメソッドに基づき実施した、大阪の企業で、受講生9名が、全員、「中国語検定試験準4級」に合格したというものでした。
この企業研修は、下記のようなものでした。
人数:9名
中国語学習歴:全員全くゼロ
回数:12回(2時間/回)
総研修時間数:23時間(授業)+1時間(テスト)
従前より、5名〜8名程度であれば、20時間あれば全員「準4級」に合格させてみせるとの自信はあるにはあったのですが、なかなか受講生全員が中国語検定試験を受けてくれることはなく、今回、やっと、それが証明された訳で、まさに、「我が意を得たり」の感を強くしました。まさに、「100万人の中国語」が
「中国語検定試験 準4級コース(20時間、10回)」
と銘打った入門コースが、羊頭狗肉ではないことが証明されたのですから。
もちろん、授業の合間に、セルフトレーニングをしてもらうことは不可欠です。上記の9名の受講生の方々も、お互い競争意識を持ちながら、一生懸命、家庭や通勤途上で勉強してくれたに違いありません。
なお、ついでに申し上げますと、全くゼロから勉強を始めた人が、HSKやTECCを受けても、全く歯が立ちません。結果を見るまでもなく、受験者は、試験会場で既に自信を失ってしまうに違いありません。
ですから、全くゼロから中国語を学ぶ人は、まずは、「中国語検定試験 準4級」を、次に「中国語検定試験 4級」、次に「中国語検定試験 3級」と受験し、自信をつけてから、HSKやTECCに臨むべきでしょう。いくら背伸びをしてみたとこころで、検定試験においては、実力は、如実に出てしまいます。その意味において、まずは、「中国語検定試験 準4級」が、誰もが通らなければならない関門と言えます。
(続く)
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