今週のトピックス(2020年5月)

2020年5月27日

全人代開幕 経済成長目標値 示されず

5月22日、中国の国会にあたる全人代=全国人⺠代表大会が開幕した。第⼀四半期で統計開始以来、初 めてのマイナスとなったGDP成⻑率の今年の目標は、「型コロナウイルスなどの情勢において不確定 性が非常に高い」として、「具体的な年間目標を提示しない」とした。今回のように具体的な数値が示さ れなかったのは、「GDP」の数値を記載するようになった1994年以降、初めてとのこと。

中国人民銀行 基準値を元安ドル高水準に

5月25日、中国人⺠銀行(中央銀行)は、人⺠元の為替取引の目安となる「基準値」を対⽶ドルで1ド ル=7.1209元に設定したと発表した。これは2008年2月以来、12年3か月ぶりの元安ドル高水準とな る。同日の上海外国為替市場の人⺠元相場は、前週末⽐で0.04%元高の1ドル=7.1388元で通常取引を 終えた。

ジェトロ 湖北省で7割超が操業 ほぼ100%回復

5月25日、日本貿易振興機構(ジェトロ)武事務所によれば、型コロナウイルスの震源地とされる 武市など湖北省に進出する日系企業のうち、7割以上の企業で操業が100%に回復したとする調査結果 を伝えた。しかし、日本人駐在員が復帰できていない企業は5割に上りるとのこと。中国では3月28日 からビザや居留許可証を持つ外国人の入国を暫定的に停止している。

上海市統計局 高齢者の人口比 35%超

上海市統計局と上海市老齢工作委員会弁公室が発表した最の統計データによれば、2019年12月31日 時点で、上海⼾籍をもつ60歳以上の高齢者は518万1200人となり、⼾籍総人⼝の35.2%を占める。結 果、2018年年末の34.4%より0.8ポイント高くなった。また、上海⼾籍をもつ100歳以上の高齢者の数 は計2729人で、うち男性678人、女性2051人となっていることを中国メディア華社が伝えた。同市 は中国国内で最も高齢化が進んでいる都市の1つとなった。

2020年5月19日

中国国家統計局 消費者物価指数 4月3.3% 上昇

5月12日、中国国家統計局は4月の消費者物価指数(CPI)について、前年同月比 3.3%上昇したと発表した。4月の上昇は先月から1.0ポイント下がり、約半年ぶりの低水準だった。野菜類については供給が増え、食品価格は値下がりとなった。食品、エネルギー以外のコアインフレ率は1.1%にとどまった。

京東集団 1~3月期 売上高 過去最高

5月15日、ECモールを運営する京東集団は2020年1~3月期決算を発表した。本発表によれば、売上高は1462億元(同期比21%増)で、同期間においては過去最高となった。新型コロナウイルス感染拡大によって、自宅などに留まるケースが増え、生鮮食品や生活用品などの需要が拡大した。特に肉・卵の売上高は前年同月比で約4倍、野菜は3倍、衛生用品は4.3倍だった。また、ECモールのユーザー数は3月末時点で3億8700万人と1年で25%だった。

上海市 小学校1~3年生 授業再開

5月16日、上海市教育委員会は新型コロナウイルスの感染拡大による休校などにより自宅待機となっていた同市内の小学校1~3年生に関し、6月2日から授業を再開すると発表した。これにより小学生全学年の授業が再開されることになる。

中国国家統計局 50都市で新築住宅価格 上昇

5月18日、中国国家統計局は2020年4月の主要新築住宅価格動向を発表した。本発表によれば、先月より新築住宅価格が上昇した都市は50都市となり、12都市増加した。上昇率が高い都市は南京市、重慶市、昆明市、杭州市となっており、北京、上海、広州などの「1級都市」については横ばいだった。新型コロナウイルス感染拡大後の経済支援策として発表された金融緩和などにより、一部の資金が不動産マーケットに流れ込でいると見られている。

2020年5月12日

税関総署 4月輸出3.5%増

5月7日、中国税関総署は2020年4月の貿易統計を発表した。本発表によると、輸出は前年同月比3.5%増の2002億ドル(約21兆3千億円)。昨年12月以来、4カ月ぶりに前年同月の水準を上回った。輸入は前年同月比14.2%減の1549億ドルだった。減少幅は3月(同0.9%減)からさらに拡大した。輸出から輸入を差し引いた貿易収支は453億ドルの黒字だった。黒字額は前年同月の3.3倍に膨らんだ。

トヨタ 新車販売台数 14万台で0.2%増

5月8日、トヨタ自動車は4月の中国での新車販売台数が前年同月比0.2%増の14万2900台だったと発表した。中国で新型コロナウイルス問題が深刻になった1月以降、初めて単月の販売がプラスに転じた。同社では新型「カローラ」や「レビン」などの主力車種、高級車ブランド「レクサス」が好調を維持している。中国全体でも4月の新車販売は約2年ぶりにプラスに転じた。

北京日本人学校 中学部3年生 登校開始

北京日本人学校では、5月11日(月)から中学部3年生の登校が再開した。北京市は高校3年生、中学3年生より試験的に開学の準備をするという発表しており、4月中旬から学校再開に向け、環境整備、防疫についての対策等の準備を進めてきた。また、登校再開に当たり、児童生徒の入校時に健康観察表の確認、及び体温チェック、検温を行う。さらに座席間隔は1m以上とり、昼食時は飛沫を受けないように座席を工夫するとのこと。【プレスリリース】http://jsb.official.jp/archives/5094

上海ディズニーランド 営業再開

5月11日、新型コロナウイルスの影響で休園していた上海ディズニーランドが営業を再開した。付近の一部施設は3月から営業していたが、園内にあるアトラクションに客を入園するのは3カ月半ぶりとなった。また、中国メディアなどによれば、公式サイトなどで事前販売した再開初日のチケットは開始3分で完売したと伝えた。上海ディズニーランドは入場者数を通常の3割にあたる2万4千人に制限しており、マスク着用を義務付けている。