今週のトピックス(2020年3月)

2020年3月31日

トヨタ 中国全4工場が正常化へ

トヨタ自動車の中国国内の全4工場の生産体制が通常の状態へ正常化することを中国メディア新浪網が伝えた。これまでに広東省や吉林省などの工場では通常の生産体制へ移行が完了していたが、3月30日から天津工場でも勤務体制を調整し、通常稼働を開始する。同社でも新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、1月下旬の春節(旧正月)休暇以降は各地の工場の生産稼働率を抑えてきたが、従業員の安全確保や部品調達にめどが付いたとしている。

ファーウェイ 独自の音声アシスタント「セリア(Celia)」搭載スマホを発表

中国の通信機器メーカー、ファーウェイ(華為技術)は、自社が販売する海外向けスマートフォンに独自の音声アシスタント機能を採用することを中国メディア太平洋電脳網が伝えた。本機能は「セリア(Celia)」と呼びかけることで、電話をかけたり、ウェブブラウザを立ち上げたりすることができる。現在は英語、スペイン語、フランス語に対応しており、4月から発売する「P40」から搭載される。同機種新たな通信規格となる「5G」に対応しているとのこと。同社はグーグル社製のアプリケーションを採用してきたが、米政府の制裁により調達可能なアプリケーションが制限されている。

■スターバックス 昆山市「中国イノベーション産業園」建設を発表

コーヒーチェーンを展開するスターバックスは、江蘇省昆山市に「中国イノベーション産業園」を建設することで同市と合意したと中国メディア新浪網が伝えた。同産業園は昆山経済技術開発区内に8万平方メートルの土地を準備し、第一期となるコーヒー豆の焙煎工場に1.3万米ドルを投資する。着工は今年後半、2022年の完成を目指す。今回計画にはコーヒー豆の輸出入、焙煎、包装、貯蔵、スマート化された物流配送センターなども含まれており、米国以外で最大の焙煎工場となる。

■北京市 「オンライン展覧会発展連盟」が発足

北京市商務局は「北京オンライン展覧会発展連盟」の発足を発表した。本発表によれば、新型コロナウイルスの感染拡大の影響によって開催を延期していた「中国国際健康産業博覧会」、「北京国際環市政設施及清洗設備展覧会」、「北京科学技術防疫物資輸出オンライン展」をオンラインで開催を発表した。また、「北京科学技術防疫物資輸出オンライン展」を計画しており、医療機器、漢方薬、測温設備、防護服、AI補助診断システムなどの防疫製品のオンライン展示を行うよ予定とのこと。同市では2月から4月にかけて87件の展示会の開催が予定されていたが、69件は延期、5件は中止、13件は保留となっている。

2020年3月24日

中国国家発展改革委員会 石油価格の値下げを発表

3月17日、中国国家発展改革委員会は石油製品の価格を18日から引き下げることを発表した。今回の発表により、ガソリンが1051元(トン当たり)、軽油が975元(トン当たり)値下げとなる。同時に値下げ後の各都市のガソリンと軽油の販売価格についても公開した。消費者に対して、販売価格などの違法行為を発見した際、12315プラットフォームを通じて告発するよう求めた。
【原 文】https://www.ndrc.gov.cn/xwdt/xwfb/202003/t20200317_1223479.html

中国移動 「5G」関連で大型投資を発表

3月19日、中国移動(チャイナモバイル)は次世代通信規格「5G」関連で約1千億元を投資すると中国メディア澎湃新聞などが伝えた。中国政府は経済低迷のテコ入れ策を実施しており、5Gをはじめとする新たなインフラ整備が加速する。これにより5Gのサービス地域も拡大し、今期末には300都市まで増やす予定。

華潤ビール 国内の高級ビール人気が高まり「ハイネケン」を増産

中国のビールメーカー、華潤ビールは高級ビールブランド「ハイネケン」を増産することを中国メディア新浪網が伝えた。今後、同社は低価格帯ビールの生産を縮小し、近年人気が高まっている高級ビールの国内のニーズに対応する。「ハイネケン」は国内の3カ所の工場で生産されており、このうち浙江省にある工場の拡張工事も計画している。華潤ビールは生産量で世界3位のビールメーカーで、国内では「華潤雪花」などが広く認知されている。

テンセント 2019年10~12月期 純利益52%増

3月18日、中国のIT企業テンセント(騰訊控股)は2019年10~12月期連結決算を発表した。同社によれば、純利益は前年同期比52%増の215億元で、売上高は25%増の1057億元だった。四半期ベースの売上高が1千億元を超えるのは会社設立以来で初めてだった。同社は売上高では世界最大のゲーム会社であり、世界五大企業(アップル、グーグル、アマゾン、マイクロソフト)に入っている。

2020年3月17日

中国国家統計局 消費者物価指数(CPI)が上昇5.2%

3月10日、中国国家統計局は今年2月の消費者物価指数(CPI)を発表し、前年同月比で5.2%上昇した。今回の上昇の主な原因として豚肉価格の高騰しており、前年同月比で135%上昇した。牛肉や羊肉の価格についても代替需要が高まっており、それぞれ21%、11%上昇した。今回数値は中国国内での新型コロナウイルス感染拡大に関する輸送コスト増も加味されているとのこと。なお、同月11日に発表された各都市のCPIは以下のようによっており、北京市:前年同月比3.6%増、上海市:3.0%増、浙江省:4.4%増、広東省:5.9%増だった。

青島ビール 第三工場の拡張プロジェクトを開始

3月10日、中国大手ビールメーカーの青島ビール(青島啤酒)が平度知恵産業模範園で第三工場の拡張プロジェクトの起工式を開催したと中国メディア新京報訊が伝えた。今回の拡張プロジェクトは2020年6月から開始され、最終的には100万キロリットルの生産能力を持つアジア最大のビール生産工場となる。また、この第三工場では製麦、醸造、充填などビール生産の全工程を処理できる体制を目指す。

IKEA 天猫に旗艦店がオープン

3月10日、中国では家具量販店IKEAのECショップが天猫(Tモール)に旗艦店として開店した。開店初日の閲覧数は155万回を記録し、33.5万人が同店をフォローした。ECショップ上には3800以上の商品が出品されており、寝具やリビング用品の売れ行きが好調とのこと。現在は上海、江蘇、浙江、安徽の消費者向けに限定したサービスとなっており、今後全国でのサービス展開を予定している。IKEAはスウェーデン発祥の世界最大の家具量販店。世界全体で250億ユーロで、従業員は世界各国で10万人を超える。世界のどの市場でも株式を公開していない。

レノボ ノートパソコン生産台数1500万台のスマート工場建設開始

3月11日、中国大手PCメーカーのレノボ(聯想)がスマート工場「連想南方知能製造基地」の着工式を開催したことを中国メディア澎湃新聞などが伝えた。場所は広東省深圳市光明区で、建設規模は約28万㎡となり、パソコンやサーバー、各種スマート製品を生産する。3年以内には生産を開始を見込んでおり、最終的にはノートパソコンの年間生産台数1500万台を有する最新のスマート工場を目指す。今回の投資額は20億元となる。同社はクループ全体で世界のパソコン市場の25%近いシェアを持っている。

2020年3月10日

北京国際映画祭 延期を発表

4月に開催を予定していた「北京国際映画祭」が延期になったことを中国メディア新華社が伝えた。本来は19日から26日まで開催を予定していた。同映画祭は2011年に第1回が開かれ、毎年開催されてきた。これまで日本代表作品として「エリカ38」、「カノン」、「ラブ&ピース」などがノミネートされた。

国務院 出稼ぎ労働者の復帰率60%

中国国務院は今年の春節休暇を利用して帰省した出稼ぎ労働者のうち、元の仕事先に戻ったのは60%に相当する7800万人たったと発表した。人力資源社会保障部は都市別の出稼ぎ労働者職場復帰率を発表し、広東省と浙江省は70%、江蘇省は60%だった。

工業和信息化部 主要完成車メーカーの稼働率84.1%

中国工業和信息化部は新型コロナウイルス感染に関する予防対策として「工業、通信業に対する秩序ある復帰に関する指導意見」を発表した。その中で3月3日現在、主要完成車メーカー16社の生産拠点の稼働率は84.1%、従業員の復帰率は66.5%に達した。これにより重篤エリアを除く都市において、自動車産業は基本的に再生産を実現したとのこと。

ジェトロ 華南地区で日系企業の稼働率調査を実施

ジェトロ 華南地区で日系企業の稼働率調査を実施
日本貿易振興機構(ジェトロ)広州事務所は中国南部の日系企業を対象にした新型コロナウイルス感染拡大の影響の調査結果を発表した。本発表によれば、稼働率が100%に達している企業は6.7%だった。また、操業を再開した企業は96.5%に達したが、そのうち40%の企業では稼働率60%未満と回答した。

2020年3月3日

遼寧省 中央企業2万社が業務再開

2月18日、遼寧省国有資産監督管理委員会は中央企業に関連する2万社以上の製造業が操業を再開したことを発表した。交通運輸、通信、電機などの限定した分野においては95%以上の企業が操業再開を果たしており、新型コロナウイルスによる肺炎感染の予防対策と経済の安定に向けて重要な役割を果たした。また、電気やガス、通信の分野においては、料金未払いによるサービス停止を見送っており、中小企業への支援措置を実施していく。中国電子傘下の中電光谷産業園では、賃貸や物業管理費などの費用を一部減免する方針を発表した。 【原 文】http://gzw.ln.gov.cn/gzgj/ydxw/202002/t20200227_3752573.html

広汽トヨタ ワイルドランダーの予約受付を開始

2月28日、トヨタ自動車の中国現地法人の一つ広汽トヨタが「ワイルドランダー(威蘭達)」予約販売を開始したことを中国メディア網通社が伝えた。威蘭達はTNGAをベースとした新型コンパクトSUVとして昨年11月の広州モーターショーで世界初公開された。販売価格は17万元からとなっており、競合車種はホンダの新型車「ブリーズ」になると予想されている。

在宅勤務や外出規制でアプリ取得40%増

2月29日、米調査会社アップアニーは中国でスマートフォンアプリのダウンロード数が急増していることを発表した。同社によれば、2月第一週のiPhone向け週間所得数は2億2千万件を超えた。昨年の週間平均は1億5400万件よりも40%以上アップした結果となった。2月第一週は新型コロナウイルスの感染拡大時期と重なっており、在宅勤務や外出規制により自宅などで過ごす人が多かったことが影響しているとみている。アップアニーはスマートフォン向けアプリ分析を手掛ける米国調査会社。