PIX Movingが開発するスケボー型EV車台で「カフェ、ジム、ホテル…」が空間を移動する!?

第169号 PIX Movingが開発するスケボー型EV車台で「カフェ、ジム、ホテル…」が空間を移動する!?

自動運転技術による最大の変化は都市そのものの姿だ!
スケートボード型のEV(電気自動車)向け汎用プラットフォームを開発する「PIX Moving」が資金調達に成功し、注目されています。
スケートボード型のEVとは、どのようなものなのか、まとめてみました。

○PIX Moving(貴州翰凱斯智能技術有限公司)は、2013年設立のスケートボード型プラットフォームやインテリジェントカーを製造する企業。主に自動運転機能を備えた汎用シャーシの研究開発および製造を手掛けている。同社は研究開発センターをシリコンバレーと北京に、製品デザインセンターを伊トリノに、製造拠点を貴陽に置いている。

○PIX Movingの創業者兼CEOの喩川氏はクロスオーバーに活動する建築家で、都市建設という観点から、自動運転の本質を都市のクラスに応じたサービスロボットと捉えた。

「移動する空間」というコンセプトを打ち出し、レストラン、小売店、フィットネスジム、ホテル、カフェといった都市の空間を自動運転プラットフォームに搭載して、シェア、移動、レイアウト、連携を可能にする。

○PIX Movingの第二世代スケートボード型プラットフォームを使用したロボバスは、中国、スペイン、ドイツなどから発注があり、22年第3四半期に正式に量産開始の見込みだ。

また、米国でハンドルなど手動操作装置を持たない自動運転車を認める新たな規則が公表され、これに対応する車種の販売量が拡大する。

※参照サイト
カフェ、ジム、ホテル…「空間を運ぶ」スケボー型EV車台 PIX Movingが開発
自動運転汎用シャーシを世界に供給する「PIX MOVING」:プレシリーズAで数億円調達

ビジネスのヒント

PIX Movingの喩川CEOは、「かつて自動車が馬車に取って代わったように、自動運転技術によって都市の形態や構造にパラダイムシフトが起きている。最大の変化は都市そのものの姿だ」といいます。

スケートボード型プラットフォームとは、バッテリー、駆動システム、サスペンションなどの部品をシャシーに組み込んだもので、異なる車種を簡単に製造できるだけでなく、他の自動車メーカーへの提供も可能。

ホイール型ロボットフレームを採用し、快適さ、操作性、機動性などの点でこれまでのフレームよりも優れています。

この他、環境衛生分野では「福龍馬集団(Fulongma Group)」と22年1月に独占的な戦略提携を結ぶことで合意。清掃、ゴミ運搬、集塵、補修、除草といった用途に限定することなく、都市の環境管理向けのインテリジェントサービスロボットを共同で開発し、まず福龍馬集団が全国20省、約80の区や県で使用を開始します。

また、「貴州航天成功自動車」とも提携し、同社が生産設備を提供して製造を担当、PIX Movingは商用車用スケートボード型プラットフォーム、スマート運転とAIアルゴリズムを中心とする製品設計と製造技術を提供します。共同で1.8-6トンの範囲で純電動スマート軽貨物車、小型バスなどを開発、生産します。

さらに、PIX Movingは排気量1000cc以下のA00クラス乗用車に向けたスケートボード型プラットフォームを開発しており、23年に完成車を市場に供給する計画です。

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