EV急成長で中国?自動車輸出?が200万台突破、じつは欧州が主戦場!?

第168号 EV急成長で中国?自動車輸出?が200万台突破、じつは欧州が主戦場!?

中国の自動車輸出台数が2021年に初めて200万台を突破!
外資系メーカーの現地法人を含む中国の自動車メーカーが同年に輸出した完成車の台数は201万5000台に達しました。前年の約2倍の急増ぶり。中国の自動車輸出は2012年に初めて100万台を超えた後、ずっと伸び悩んでいたといいます。2018年の輸出台数は104万1000台で、2019年と2020年は2年連続で減少。
ところが2021年に入って状況が様変わりしました。今回は中国EV市場と輸出の状況をを整理してみます。

〇輸出急増を牽引するのはEV(電気自動車)を中心とする「新エネルギー車」で、2021年の輸出台数は前年の4倍の31万台に達した。
 輸出先の上位10カ国はベルギー、バングラデシュ、イギリス、インド、タイ、ドイツ、スロベニア、フランス、オーストラリア、ノルウェー。
(新エネルギー車は、EV、燃料電池車[FCV]、プラグインハイブリッド車[PHV]の3種類を指す。通常のハイブリッド車[HV]は含まれない)中国製の新エネルギー 
 車の輸出先は欧州、南アジア、東南アジアが中心になっており、なかでも自動車産業の先進地域である欧州の比率が高いのは注目に値する。

〇欧洲が中国製の新エネルギー車の一大市場となったことは、国産メーカーの国際競争力の高まりを体現している。
 中国の自動車産業はエンジン車に関しては他国に後れを取り、製品の競争力もブランド力も劣るため、輸出先は発展途上国にほぼ限られていた。 
 だが新エネルギー車に関しては、他国に先行して事業化、欧州で二酸化炭素(CO2)の排出規制が厳しくなり、新エネルギー車の需要が急速に高まった。

〇メーカー別の輸出台数には大きなばらつきがあるが、特筆すべきはアメリカのEV大手、テスラの中国法人。
 上海工場で生産したEVを2021年に16万台以上輸出。 中国の新エネルギー車の輸出は前年の4倍の31万台、そのうち、全体の半分超がテスラ車だったことになる。
 リーズナブルな価格で商品を提供するほか、店内で自由に商品を試すことができます。

※参照サイト
中国自動車輸出」が初めて200万台突破の衝撃ーーEVなど「新エネルギー車」の輸出が4倍に急増

ビジネスのヒント

2021年の中国の自動車販売台数は2627万5000台でした。
昨年の国内自動車市場は、コロナウイルスの蔓延、持続的な半導体チップ不足、原材料価格の上昇等の影響を受けました。
そんな中で注目されているのは、新エネルギー車(以下、NEV)市場が政策主導から市場主導に転換し、すごい勢いで伸びたことです。
2021年のNEVの販売台数が前年比2.6倍の352万台を突破、自動車販売台数全体に占める割合は13.47%に上りました。
日本の自動車販売台数が1年間で500万台強ですから、中国のNEV販売台数352万台は、日本の全自動車販売台数の7割近くの規模に達していることになります。
メーカーの実績をみると、BYD(比亜迪自動車)が、年間販売台数が前年比221.3%増の58万4020台で1位。2位は上汽通用五菱自動車で、43万1130台となり前年比177.3%増。上海テスラは3位で、年間累計販売台数は32万743台ですが、これに加えて16万台を輸出したことになります。

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