労働契約法で定められた労働者名簿について

労働者名簿の作成は義務付けられていますか?
労働者名簿ではどのような項目を記載すればいいのでしょうか?

従業員名簿の作成とファイル保管が法的に義務付けられ、「労働契約の解除あるいは終了時に証明書を発行しなければならない」と定められています。

労働契約法第7 条では、従業員名簿の作成とファイル保管が法的に義務付けられています。また、前述のとおり勤務年数だけでなく、労働契約の締結(更新)回数の個人別管理も非常に重要となります。あわせて、労働紛争時に持ち出されやすい出勤日数と時間外勤務管理、表彰懲罰などの人事記録、社会保険の加入状況なども個人別人事ファイルに整然と整理・保管しておく必要があります。なお、労働契約の解除あるいは終了時に、使用者は労働契約の解除あるいは終了の証明書を発行しなければならないとされ、かつ、15 日以内に労働者に人事ファイルや社会保険の移転手続きを行ない、解除、あるいは終了した労働契約の原本を少なくとも退職後2 年間以上保存しなければならないと義務付けています(第50 条)。

次に労働者名簿で管理する項目ですが、労働契約法第8 条 労働契約法第 7 条所定の「従業員名簿」には、「労働者の氏名、性別、身分証明書番号、⼾籍住所及び現住所、連絡先、雇用形態、雇用開始時間並びに労働契約期間等の内容が含まれなければならない」と定められています。

では、サンプルとして江蘇省人力資源社会保障庁が発表した労働者名簿のひな形をご紹介します。

労働契約法第8 条で定められた項目以外に以下の項目が記載されています。
文化程度:最終学齢
職業等級資格:取得している資格のレベル
人員類別:⼾籍の種類
契約状況:労働契約締結の回数
契約の種類:固定期限労働契約、無固定期限労働契約、非全日制労働契約など
賃 金:労働契約に約定された労働報酬
社会保険に加入:加入の有無

なお、労働契約法実施条例33 条では、労働者名簿が作成されていない雇用者に対し、労働行政部門が指定期間内に改善するよう命じることができ、改善されない場合は、2 千元〜2 万元の罰金が課されます。

貴社の従業員名簿もご確認してみてはいかがでしょうか。

以 上

画像をアップロード

中国ビジネスヒントにお役に立つ情報が満載

※いいことイロイロ※
・毎週火曜日最新情報配信
・独自の視点から現在の中国市場をレポート
・中国の最新法令・政策をいち早く配信
・日系企業の動向情報は一目でわかる