中国のスマートフォンのメーカー別シェアを教えてください。

日本で生活していると中国で使われているスマートフォンの情報はなかなか入手できませんが、米国の
市場調査会社であるIDC が「2020 年中国スマートフォン市場のシェア」を発表しました。これによると
2020 年通年の中国国内のスマートフォンの出荷台数は3.25 億台でした。前年比は11.2%減少しました
が、この出荷台数の規模は日本の10 倍に相当します。この膨大な市場ですが、出荷台数上位5 社のメー
カーだけで全体の96.5%のシェアを持っており、そのメーカーも日本とは大きく異なります。

単位:万台

まず、2020 年の出荷台数トップは「HUAWEI」。アメリカ政府の制裁によって、負のイメージが先行しますが、中国国内でのシェアは約38%になります。フラッグシップモデルの「Mate40 シリーズ」のチップ供給が心配されましたが、「Mate30 pro」や「Mate30」、「p40 pro」などの人気が高く、シェアを落とすことはありませんでした。5G モデルも好調で、そのシェアのみであれば45.5%に到達します。

また、今年は早々に折りたたみ可能なディスプレイを搭載する「HUAWEI Mate X2」の発売を発表し、新たなユーザー確保を始めました。

続いて2 位は「vivo」です。「vivo」は世界5 大スマホメーカーのうちの一つで、自社の販売領域を中
国以外の市場で広く開拓することに成功しています。中国国内でも「vivo S」や「vivo X」シリーズ、「iQOO」ブランドの人気は高く、5G モデル「Y70s」、「X30」などの販売が安定しています。

3 位は「OPPO」です。こちらも世界5 大スマホメーカーのうちの一つです。中国には「HUAWEI」と「vivo」を含め3 つの世界5 大スマホメーカーが存在します。「OPPO」と「vivo」は激しいシェア争いを行ってきましたが、2020 年、5G モデルで「vivo」に差をつけられており、「Reno3 シリーズ」など主力商品の価格設定が注目されます。

4 位は「小米(シャオミ)」です。2010 年4 月に設立されたスマートフォンメーカーですが、現在ではスマート白物家電も販売する総合家電メーカーです。インドなどでは非常に人気があり、世界出荷台数を順調に増やしています。しかし、中国ではローエンドモデル「Redmi 9 シリーズ」、ミドルクラス「Redmi K 30 シリーズ」などを発売しましたが、他社に後れを取った結果となりました。

5 位は「Apple」です。2020 年は「iPhone12 シリーズ」の5G 版が発売されたことで、出荷台数が10%増加しました。中国でもアップルの人気は高く、「iPhone12 シリーズ」の発売タイミングとなった10 月〜12 月だけで、1000 億ドルを突破した発表されました。中国の5G 建設は非常に速く進められており、今年新たな5G モデルが投入されることになれば、また大きな話題になるはずです。

【参考】https://www.sohu.com/na/448422232_120179574

以 上

画像をアップロード

中国ビジネスヒントにお役に立つ情報が満載

※いいことイロイロ※
・毎週火曜日最新情報配信
・独自の視点から現在の中国市場をレポート
・中国の最新法令・政策をいち早く配信
・日系企業の動向情報は一目でわかる