中国で利用できるオンライン会議ソフトについて

中国の子会社や顧客との打合せでは、Zoomを使ったオンライン会議を行ってきましたが、最近、通信が不安定になるケースが発生しています。Zoom以外で安定して通信できるオンライン会議のソフトはありますか

まず、Zoomについてですが、中国国内では今年5月から一般ユーザー(無料)のアカウント登録ができません。また、すでに登録した一般ユーザーが会議を主催することもできないようです。よって、現在使える機能としては、他者が主催する会議への参加のみとなっております。通信状況についてですが、3拠点以上を結んだ会議の場合、音声が途切れるケースが多いようです。参加者のカメラ機能を停止することで若干の改善は見られますが、資料やデータの共有を行うと接続が不安定になるようです。そこで弊社でテストしたオンライン会議ソフトをご紹介します。

ソフト名通信状況対応言語種類料金登録方法
Zoom日・中・英PC/モバイル無料メールアドレス
Wechat日・中・英PC/モバイル無料スマートフォンSMS
VooV
中・英PC/モバイル無料※スマートフォンSMS
Ding Talk日・中・英PC/モバイル無料スマートフォンSMS
Ding Talk Lite日・中・英PC/モバイル無料メールアドレス

WeChat

スマートフォンでの使用が主流のイメージかもしれませんが、PC版やブラウザー版も用意されています。特にPC版では複数拠点との動画通話にも対応しており、オンライン会議のツールとしても使用できます。しかし、「画面共有」や「ファイル共有」といった機能はなく、通話中心の使用方法になります。通信状況について安定していますが、複数拠点で使用した場合、音声が途切れるケースがあったので「△」としました。新規アカウントの登録方法ですが、スマートフォンのSMSに送られてくる認証番号が必要となります。

VooV Meeting(ウーブミーティング)

WeChat同様テンセント社が提供するオンライン会議ソフトです。中国版は騰訊会議 (Tencent Meeting)と呼ばれています。機能についてはZoomとほぼ同じ機能が備わっています。使用方法についてZoomと酷似しており、「画面共有」や「ファイル共有」といったオンライン会議用の機能も使用できます。通信状況については非常に安定しており、動画通話の画像もとても鮮明だったので「〇」としました。注意点として、本来VooVは有料版ソフトとして提供されていましたが、この新型コロナウイルス感染拡大により企業支援を目的に無償提供されています。また、新規アカウントの登録方法ですが、スマートフォンのSMSに送られてくる認証番号が必要となります。

Ding Talk/Ding Talk Lite

アリババグループ(中国)が提供している無料のビジネス向けコミュニケーションソフトです。中国名は釘釘(ディンディン)。機能や使用方法はZoomやVooVとも似ており、非常に使いやすいソフトです。通信状況も安定しているので「〇」としました。通常版のDing Talkの場合、新規アカウントの取得にスマートフォンのSMSに送られてくる認証番号が必要でしたが、先日発表されたDingTalk Liteではメールアドレスのみでアカウント作成できます。

中国のインターネット環境に対応しているソフトを選ぶことで、とてもスムーズな通信が可能です。ぜひ、一度試してみてください。

以  上

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