外商投資参入ネガティブリストについて

中国で新たな外商投資参入ネガティブリストが発表されたようですが、どのような内容になっているのでしょうか?

6月24日、国家発展改革委員会と商務部は共同で「外商投資参入特別管理措置(ネガティブリスト)(2020年版)」と「自由貿易試験区外商投資参入特別管理措置(ネガティブリスト)(2020年版)」を発表しました。外商投資参入ネガティブリストとは、海外からの投資を禁止・制限する産業分野を一覧化したリストを指します。

(外商投資参入特別管理措置)
(自由貿易試験区外商投資参入特別管理措置)

今回のネガティブリストと昨年のネガティブリストを比較すると制限・禁止する条項が7つ減少しました。これについて人民日報海外版は「4年連続で外商投資参入ネガティブリストが減少したことにで、外資系企業による対中投資の新たな道の拡大が期待される」と伝えています。

具体的にみると、主に以下のような変化がありました。

【金融業】

証券会社、証券投資基金管理会社、商品先物取引会社、生命保険会社に対する外資系企業の出資比率制限を撤廃しました。これらは21年の廃止を予定していましたが、半年ほど前倒で発表されました。これによりJ.P. Morgan Futuresの現地法人、摩根大通期貨有限公司が中国初の外資先物取引として認可されました。

【インフラ】

人口50万人以上の都市配給排水管網(上下水道)の建設・運営では、中国側の持分支配の規定を取消しました。航空交通管制業務では、外資系企業による投資を禁止するとの規定を撤廃したと同時に、民間空港に関する条項を調整しました。

【製造業】

商用車の製造に関わる外資持分比率の制限を廃止しました。また、外資系企業による放射性鉱物の採掘、製錬、加工および原子力燃料の生産を禁止する規定を撤廃しました。

【農 業】

小麦の新品種選抜生育と種子生産の分野での中国側の持株比率を34%以上とするとの規定に改めました。

自由貿易試験区版では、医薬品分野において、外資系企業による漢方薬への投資を禁止するとの規定を撤廃しました。教育分野では、外資系企業が独自資本で職業教育機関を設立することを認可するとしました。両措置は2020年7月23日から施行されます。

■外商投資参入特別管理措置(2020年版)

原 文:https://www.ndrc.gov.cn/xxgk/zcfb/fzggwl/202006/t20200624_1231938.html
添 付:https://www.ndrc.gov.cn/xxgk/zcfb/fzggwl/202006/P020200624549035288187.pdf

■自由貿易試験区外商投資参入特別管理措置(2020年版)

原 文:https://www.ndrc.gov.cn/xxgk/zcfb/fzggwl/202006/t20200624_1231939.html
添 付:https://www.ndrc.gov.cn/xxgk/zcfb/fzggwl/202006/P020200624549079806436.pdf

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