新インフラ建設について

全人代閉幕後、「新インフラ」という言葉を聞きました。「新インフラ」とはどういいうものなのでしょうか?

中国では新型コロナの感染拡大を受けて延期されていた全国人民代表大会(全人代、日本の国会に相当)が5月22日から28日まで開催されました。今回の全人代は「開催延期」に始まり、「香港国家安全法の可決」、「GDP目標値発表見送」など様々な面で注目されました。その中で「新基建(新インフラ建設)」という新しいキーワードは出てきました。

「新インフラ建設」とは、李克強総理が政府活動報告の中でも触れており、第5世代(5G)移動通信システムや人工知能(AI)、Iot、ブロックチェーンを始めとする新な分野のインフラ設備を指し、中国政府として推進強化を表明しました。なお、「中国製造2025(メイド・イン・チャイナ2025)」に関する発言はありませんでした。

これについて、多くの海外メディアは、「新インフラ建設」計画は、内容的に「中国製造2025」計画そのものであり、米政府を警戒して政策の呼び名を「新インフラ建設」に変えただけと伝えています。

❏「新インフラ建設」の主な範囲について

・第5世代(5G)移動通信システム
・人工知能(AI)
・Iot
・ブロックチェーン
・高度道路交通システム
・新エネルギー自動車の充電スタンド

今回の「新インフラ建設」の範囲については、4月20日の中国国家発展改革委員会の記者会見において、「情報インフラ」、「統合インフラ」、「革新的インフラ」の3つの分野で構成されているとことを示しました。このうち「情報インフラ」には、次世代通信システムとなる5GやIot、人工知能(AI)やクラウドコンピューティングに関連する情報処理に必要なインフラが含まれており、「中国製造2025」で提唱する5Gやビッグデータ、AI分野の発展と重なる部分があります。

中国メディアによって、中国国家発展改革委員会の記者会見以降、20以上の省政府が次々と「新インフラ整備」計画を打ち出した。金額規模は数兆元(数十兆円)にのぼると報道されています。

「中国製造2025」は米中貿易摩擦の焦点の一つになりましたが、「新インフラ整備」の動向についても注視してください。

「新インフラ整備」について国務院Webサイトで紹介されています。

【国務院】http://www.gov.cn/zhengce/2020-05/27/content_5515370.htm

以 上

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