中国でのマスク輸出の状況について

先日から新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言の対象地域が全国に拡大され、弊社でも社員用マスクの購入を試みておりますが、ほとんど入手ができていません。
世界のマスク生産量の約5割のシェアを握る中国では新型コロナウイルスの新規感染の抑え込みに成功したという報道が多いのですが、どうして日本国ではマスクの供給が不安定なのでしょうか?

4月より、中国の税関において医療用物資の品質検査が強化されています。

商務部や税関総署では自国から輸出される医療用物資の品質問題を重視しており、全国の税関において品質管理の強化と不正輸出取り締まり強化を実施しています。すでに税関総署は新型コロナウイルス対策の医療用物資について、「これまでに、3300万件を超す『医療器械製品登録証書』がないなど不適格な物資の輸出を差し止めた」と発表しています。

具体的にはマスクは3165万枚、防護服は50万9000セット、新型ウイルス検査試薬は118万9000点、呼吸器は677台、赤外線温度測定器は4万6000個に上るとのことです。

すでに商務部と税関総署、国家薬品監督管理局は共同で「医療物資輸出の秩序ある展開に関する公告」を発表し、輸出する検査キット、医療用マスク、医療用防護服、人工呼吸器、赤外線体温計などの製品について、中国の医療機器製品登録証明書を取得していること、輸出先の国(地域)の品質基準に合致していること、税関が薬品監督当局の承認した医療機器製品登録証明書に基づいて検査承認を行っていることを義務づけました。

4月10日、海関総署は「2020年53号通知」を発表し、輸出向け医療品の品質管理を強化する新措置を開始しました。これにより現在では証明書を有したマスクであっても税関での検査が実施されるケースが報告されています。現地の貿易会社の情報では、税関で不良品などとして輸出許可が下りなかったマスクについては、廃棄物として処理されているとのことです。

【原 文】http://www.customs.gov.cn/customs/302249/302266/302267/2961602/index.html
【添 付】http://www.customs.gov.cn/customs/302249/302266/302267/2961602/2020041017273117686.xls

以 上

画像をアップロード

中国ビジネスヒントにお役に立つ情報が満載

※いいことイロイロ※
・毎週火曜日最新情報配信
・独自の視点から現在の中国市場をレポート
・中国の最新法令・政策をいち早く配信
・日系企業の動向情報は一目でわかる