新型コロナウイルス感染拡大後の現地の状況について

新型コロナウイルス感染拡大後の上海市の状況について教えてください。

上海では感染予防のため、市民はなるべく外出を控え、企業は在宅勤務や交替勤務制を取り入れて独自に感染予防を行っています。日中の市内の状況ですが、高速鉄道や地下鉄、バスなどの公共交通機関の利用者も非常に多く、混雑が発生しています。また、市内の道路では自動車の交通量も日に日に増えて来ており、以前の状態に戻りつつあることを実感しています。

しかし、夕方以降は外出している人は大幅に少なくなります。

こちらは虹橋空港に隣接する虹橋火車駅の写真ですが、このように17時頃になると利用者は激減します。先月、中国で居酒屋店を展開していた「和民」は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により客数が大幅に減少し、撤退を発表した。市内では開店しているレストランは多いものの、以前のように繁盛している雰囲気はまだありません。

(以前は行列ができていた上海市内のナイチャー(奶茶)店舗)

日本では新型コロナウイルスの影響が大きい飲食店などに対し、政府や地方自治体では融資制度や補助金・助成金による支援が検討されていますが、上海市ではそのような支援は行われていないようです。そこで自身がよく利用する居酒屋などにヒアリングしたところ、店舗物件のオーナーと交渉し、1~2ヵ月の家賃を免除してもらったケースがほとんどでした。

なお、上海市では一般的な企業に対し「防疫対策」と「経済活動再開」を積極的に推し進めており、「社会保険料の減免措置および納付年度の調整」や「税金の優遇措置」、「金融支援策」などの企業支援策を打ち出しています。

以上ように上海市では経済活動再開が進んでおりますが、市民の生活においては未だ様々な影響が残っております。また、上海市衛生健康委員会によれば、11日の国外からの流入感染例52件あり、引続き予断を許さない状況です。

以 上

中国ビジネス攻略のヒント—メルマガ会員登録

メルマガ会員登録
毎週火曜日中国ビジネスヒントにお役に立て最新情報を配信します。