新型コロナウイルス:上海市の状況について

新型コロナウイルス感染拡大を受け上海市ではどのような状況なのでしょうか。請の方法について教えてください。

弊社の日本人スタッフのケースをご紹介します。

◆上海市の対策と街の様子について

春節を迎え、普段ならお祝いムードを迎えている上海ですが、新型肺炎の影響により、上海の街全体は異様な雰囲気に包まれています。街を歩いている人は少なく、走っている車やバスも激減しています。地下鉄の乗客数も明らかに減っています。

上海市政府は、外地から戻ってきた人に対して自宅若しくはホテルにて14日間の隔離を通知しています。これは、国外(日本を含む)から上海に来る人も対象となっています。また、上海市の地下鉄駅では各駅での体温検査を実施しており、同時にマスクの着用を義務付けています。万が一、マスクを着用していない場合は地下鉄に乗車することができません。

地下鉄以外にも、スーパーやショッピングセンターに入る際にも体温検査やマスク着用が義務付けられます。

◆サービス業の現状

上海市内のショッピングセンターは、ほとんどお客さんがいない状態です。入居している多くのテナントが営業を停止していますが、営業を続けている店舗も数店あります。

長期休業が続けば経営に大きなダメージを与えます。今回の新型コロナウイルスの影響で長期休業を余儀なくされた北京や上海の多くの飲食店やサービス業は倒産の危機に直面しているとのことです。

◆14日間の自宅隔離を体験

弊社スタッフは春節期間中を中国の安徽省に滞在していました。春節を終え、安徽省から自宅のある別の市へ戻ったところ、「外地から戻ってきた人は14日間の自宅隔離をしなければいけない」との通知を市政府から受けました。自宅隔離中は、玄関のドアを開けることができないように外側からテープを貼られ、家から一歩も出ることができない状況でした。

ゴミの回収は2日に1回、防護服を着た専門職員が回収に来ます。私がゴミを渡すと、防護服を着た専門職員が、その場で素早く受け取ったゴミに消毒液を噴射します。少しやり過ぎのようにも感じましたが、この位徹底しないと防ぐことができないウイルスだということを見て感じました。

幸いなことに、食料や飲料、生活用品などはスマホで出前アプリを利用し、家まで届けてもらうことができました。今回の自宅隔離期間中で一番助かったのは、この出前アプリでした。もし、この出前アプリがなければ「14日間の自宅隔離」は相当過酷な生活になっていたのではないかと思います。

自宅隔離中の生活は、家で仕事をこなし、仕事後は運動を兼ねて家の掃除をしていました。

テレビをつけると、連日新型肺炎の報道が取り上げられており、武漢市の病院で必死に治療に当たる医者や看護師の紹介、日本から中国へマスクが送られたニュースなど、励ましや明るいニュースも頻繁に報道されていました。

現在、中国全体の感染者数は徐々に落ち着いてきています。上海市の各企業も業務再開に向けて着々と準備を開始していることから、今後、上海市全体の都市機能がゆっくりと回復していくことが予想できます。

以 上

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