新型コロナウイルス:操業再開の状況について

中国では新型コロナウイルス感染拡大を受け、操業を停止していた企業が徐々に再開し始めたと聞きました。状況を教えてください。

多くの都市では企業に対し、2月10日0時以降の操業再開を通達してきました。現在では、徐々に操業を再開する企業が増えています。中国の大手工業ニュース機関「我的鋼鉄 MySteel」は各業界を代表する482社に対し実施した「操業再開後の状況についてアンケート調査」を解説します。なお、本データは2月14日以前の内容となっています。

■操業再開の時期について

建築業(施工含む)155社に対して実施したアンケート結果。すでに操業を再開した企業は10%程度。2月中旬から下旬に操業再開を見込んでいる企業は約38%。検討中と回答した約41%の企業の70%は、その理由を「政府から新たな通知を待っている」や「政府から許認可を待っている」とした。

主に生産ラインなどの機械メーカー39社に対して実施したアンケート結果。すでに操業を再開した企業は約28%。2月中旬と下旬に操業を見込んでいる企業を加えると約64%の企業が今月中に再開する見込みとなる。検討中と回答した企業の多くは操業再開に向けた政府の条件を満たしていないとのこと。

自動車メーカー12社に対して実施したアンケート結果。すでに25%の企業が操業を再開し、75%の企業が今月中の再開を見込んでいる。ただし、物流状況や部品不足、政府からの指示もあり、生産台数は制御していくこととなる。

自動車部品メーカー28社に対して実施したアンケート結果。すでに25%の企業が操業を再開している。2月中旬から下旬に操業再開を見込んでいる企業を加えると全体の約70%の企業が今月中の再開に間に合う結果となった。しかし、25%の企業は検討中と回答しており、操業再開に向けて具体的な日程が決まっていない。

家電メーカー10社に対して実施したアンケート結果。6社はすでに操業を再開しており、残り4社も今月中の操業再開を見込んでいる。

■常な生産が可能になるまでに必要な時間

生産体制が整っていない理由についてアンケートを実施。その半数は「政府からの新たな通知を待っている」、「政府からの許可を待っている」とした。また、「従業員の復帰が遅れている」を理由した企業が約16%あり、各都市で施行されている新型コロナウイルス肺炎予防・コントロールに関する通知が影響していると思われる。

以 上

中国ビジネス攻略のヒント—メルマガ会員登録

メルマガ会員登録
毎週火曜日中国ビジネスヒントにお役に立て最新情報を配信します。