「第2回中国国際輸入博覧会」について(2)

前回、「第2回中国国際輸入博覧会」について(1)からの続きになります。

■日本食品の人気

 日本の食品は、日本食ブームの追い風に乗って中国でも人気があります。そのため参加企業も多く、計107の企業と団体が参加しました。うちわけは、菓子類14社、加工食品6社、飲料4社、水産品・水産加工品8社、酒類16社、調味料6社、米・米加工品5社、地方特産品41社・団体、その他7社計107の企業・団体が参加しました。 酒類の企業が16社ともっとも多くなりました。業者の方に聞くと、「これまでは日本酒がブームだったけど、いまは梅酒が大人気」だといいます。梅酒と言ってもいろいろな果物とブレンドされていて種類が多く、和歌山県の業者は、一番人気は梅酒とマンゴーのブレンドと答えてくれました。

和歌山県の業者が展示する果実酒
マグロの解体ショー

また、ジェトロが設営した特設ステージでは、日本のコメの普及に力を入れている米業者たちが、寿司の握りの試食を行っていました。白身魚一貫の握りを求めて、50メートルはあろうかという長い行列。また、長崎県はクロマグロ一匹の解体実演を行い、黒山の人だかりで注目を浴びていました。中国おける和食の人気ぶりがわかります。

ジェトロエリア
提供された試食品

また、広島魚市場(株)のブースでは、1個80元(約1,200円)の生牡蠣のサンプルを出していました。試食はできなかったのですが、お金を払うから、そのぷっくりと膨らんだ大きな牡蠣をぜひ食べさせてくれと懇願する人が後を絶たなかったと聞きました。

生ものは食べない中国人という先入観はなくした方がよいのかもしれません。いまや中国都市部には、いたるところに日本料理店があります。若い人たちにとって生ものは、普段の食生活になじみのある食材となっており、中国人民はグローバルの波の中で味覚も変化していることがよくわかります。

いずれにしても、各ブースでは毎日、熱心な商談が繰り広げられていて、成約見込みもかなりの金額に上っていました。

■その他の日本企業

品質生活展区には、資生堂、花王、ライオン…等、お馴染みの企業が出展していましたが、ひときわ元気があったのがライオンのブースでした。ハミガキ粉、歯ブラシ、ハンドソープ、洗剤…等の色鮮やかな商品が並び、スタッフも元気よく立ち寄る人たちに声をかけていました。

様子を聞くと、「はい、ものすごい活気で、私たちも力が入ります!昨年は出展ブースの広さは20平米でしたが、今年は100平米にしました。そして、すでに来年の200平米の出展を予約しました」とかなりのテンションでした。

また、自動車展区では、トヨタ、日産、ホンダの各社が大きなブースを構えて未来のEV車等をPRしていました。

輸入博事務局によると、すでに230社あまりが第3回の出展契約を結んだと発表しています。この様子をみると、おそらく来年はさらに拡大し、参加企業も増えるはずです。

少なくとも輸入博に参加して様子を見た限りでは、まだまだ中国の消費力は健在だと感じました。

以 上

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