中国のキャッシュレスのここがスゴイ‼

日本ではキャッシュレスを進めようと〇〇ペイとやらのスマホ決済手段がたくさん出現してきました。しかし、中国ではこのキャッシュレスがはるかに進んでいるとか。本当でしょうか。その実態を教えてください。

先週の上海出張では、現金を使うことがありませんでした。ただ、この現象は都市部だけということではありません。むしろ不便な内陸部ほど需要があるので普及が早いのです。

「古い、汚い、臭い」と評判の悪い人民元札。おまけに偽札が多いのですが、スマホ決済にすれば偽札をつかまされる心配はありません。

中国のスマホ決済は、アリペイ(支付宝)とウィーチャットペイ(微信支付)の2種類だけです。基本的に銀行口座に連携されたデビットカードのようになっています。

■ネット販売ではスマホで自由に送金

先週は浙江省の嘉善市のレストランでのこと。到着してすぐショッピングモール内の韓国料理店に入りました。しかし、メニューがありません。
従業員が来ると、メニューはスマホから見てくださいと、テーブルの端にあるQRコードを指差しました。一瞬戸惑いましたが、アリペイでQRコードを呼び込むとすぐにその店の画面が出てきて、メニューを見ることができました。料理を注文する流れをまとめると以下の通りです。

  • 席についたらテーブルの端に貼ってあるQRコードをスマホで読み込む。
  • その店の画像付きのメニューや解説が出てくる。
  • 画面表示に従って注文してゆく。
  • 注文し終わったら会計し、アリペイかWeChatペイで支払う。

ここまでは無人で進み、あとは料理が運ばれてきます。
あえて地方都市の例を挙げたのは、上海市内だけでなく、地方都市、一般の庶民的なレストランでもメニューなしのスマホ決済が普及していることを伝えたかったからです。その日の午後は上海浦東新区の郊外にある普通の餃子店に入りましが、同様のサービスでした。スマホのメニューで見て、注文して、決済、という流れ、慣れればとても便利です。

■ネット販売ではスマホで自由に送金

ネット販売でもキャッシュレスは機能しています。先週の出張では、ショルダーバックをタオバオで買ってみました。値段は69元(1,100日本円)で、火曜日に注文して金曜日に弊社の上海事務所に届けられました。物流会社は福建省の会社だったので、倉庫から3日間で届いたことになります。

ところが頼んだのは“黒色”なのに、届いたのは“灰色”。クレーム対応の実態を知りたかったので、すぐに現地スタッフに、クレームを入れるように指示しました。クレームはWeChatのチャットで行われ、「配送現場のミスで、黒色の在庫はなくなっていたため灰色を送ってしまったようだ、10元(160日本円)返金する」との謝罪のメッセージが返ってきました。

この条件を受け入れて一件落着しましたが、アリペイやWeChatペイは手数料なし少額でも簡単に送金できます。だから10元でもこうしたやり取りが可能なわけです。

以 上

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