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■「中国進出企業一覧上場会社篇2011-2012年版」
蒼蒼社 21世紀中国総研
◆前半第T部は、日系現地法人データ中国地方別一覧。
◆後半第U部は、出資日本企業別のビジネス拠点一覧。
◆調査対象本社4319社の内1703社が中国に拠点を築く。
◆本書には拠点数7184、うち現地法人6517社を収録。
◆Microsoft AccessベースのCD-ROM版検索ツール付。
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≪日系企業≫
[生産拠点]
■武蔵精密工業 自動車用機器の製造・販売子会社設立
武蔵精密工業は江蘇省南通市に、自動車用機器の製造・販売子会社「武蔵精密汽車零部件(南通)」を設立する。資本金は日本円で約10億円、武蔵精密工業100%出資する。
■新日鉄住金 冷間圧造用鋼線事業で新会社設立
新日鉄住金は、中国での冷間圧造用鋼線の製造・販売会社「NBC中国」の能力増強と加工体制の拡充するため新会社を設立する。新会社は「日鉄住金冷圧鋼線(蘇州)有限公司」で、登録資本金は1500万米ドル。出資比率は新日鉄住金28%、松菱金属工業14%、宮崎精鋼14%、サンユウ14%、豊田通商12%、メタルワン9%、日鉄住金物産9%。
■電気化学 大連に新工場
電気化学工業は遼寧省大連市に新会社「電化電子材料(大連)」を設立する。電子・先端プロダクツ部門の主力製品である高速鉄道向けパワーモジュール用高信頼性放熱プレート「アルシンク」の製造工場を建設する。10億円を投じ、2015年末に量産開始の計画。
■古河電工パワーシステムズ 中国製造拠点を統合
古河電工パワーシステムズは、中国での給配電部品の製造拠点を統合する。10月を目途に、「古河電業」を「天津古河電気部件」(天津市)へ統合する。これにより、給配電部品事業の効率化をさらに進め、中国国外への輸出にも注力していくとしている。
■ブリヂストン 工場を移転
ブリヂストンの遼寧省瀋陽市にあるグループ会社「瀋陽普利司通(SYBS)」が、ゴムクローラや防舷材を生産する工場を移転する。市街地化に伴う市都市開発方針を受け、同市内の化学工業団地に移転する。移転に伴う建屋建設や設備等の導入等の投資額は2億400万元(約33億円)。
■ポバール興業 研磨部材の生産拡大
ポバール興業はガラスの加工などに使う研磨部材の生産を中国で拡大する。研磨部材の中国での生産比率(売上高ベース)を引き上げる。江蘇省の工場に集約し、現在60%程度の同工場の稼働率を11月までに100%に引き上げる。ディスプレー用ガラスの生産が中国で今後も拡大すると判断した。
■DIC PPSコンパウンド専用工場を建設
DICは、江蘇省張家港市にPPS(ポリフェニレンサルファイド)コンパウンド専用工場を新設する。投資金額は約13億円で、新工場はDICの100%子会社で合成樹脂等の生産拠点「張家港迪愛生化工」の敷地内に新設する。生産能力は年産6000トン。
■オムロン スマホ基幹部品を増産
オムロンは2016年までに中国で高性能スマートフォン(スマホ)の液晶パネルバックライトを増産する。100億円を投じて年産能力を現在の倍の約3億個にする。江蘇省、湖南省と広東省の3工場で設備を増強する。工場の増設とともに、樹脂部品を造る射出成型機や検査機器なども追加する。
■UPS 中国〜欧州間鉄道輸送を開始
UPSは7月1日、中国〜欧州間の輸送ポートフォリオに、鉄道によるコンテナ輸送(FCL)サービスを加えた。
成都からポーランド・ウッチ、鄭州からドイツ・ハンブルグへの2本のルートで提供する。UPSの統合された陸上輸送ネットワークを組み合わせることにより、海上輸送よりも最大50%速く、航空輸送よりも最大70%低コストのサービスが可能になる。
■国際紙パルプ商事 包材の製造販売で合弁
国際紙パルプ商事は四川省の「新希望六和食品控」、「富士特殊紙業」と合弁会社「成都新国富包装材料」を設立する。資本金は1億人民元で、出資比率は国際紙パルプ商事40%、新希望六和食品51%、富士特殊紙業が9%。シュリンクナイロンケーシング及び関連包材の製造販売を行う。
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[中国国内市場 その他]
■LIXIL 住宅設備開発
LIXILグループは、中国不動産大手「緑地集団」と住宅分野での研究開発で提携した。環境汚染や高齢化に対応した住宅設備の開発を進める。緑地集団による海外での不動産開発においても、LIXILが支援する。
■三菱日立パワーシステムズ ガスタービン受注
三菱日立パワーシステムズは浙江省の発電設備向けに中小型ガスタービンを受注した。寧波科豊燃機熱電の出力約5万キロワットの熱電併給プラントに納入し、2015年7月中旬の運転開始を目指す。更新により、既存設備と比べてエネルギー効率が約12%高まる。2015年7月に運転を始める予定。
■三井物産、三菱地所 物流施設開発
三井物産と三菱地所は、香港の北京建設とともに、中国で物流施設開発事業に取り組む。北京建設が全額出資する物流施設開発デベロッパー「中国物流社」の第三者割当増資を引き受け、出資参画する契約を締結した。三井物産と三菱地所で設立する投資会社(三井物産60%、三菱地所40%)を通じて中国物流社の株式を35%取得する予定。
■山九 青島に物流センター新設
山九と繊維大手企業「青島即発集団」は、中国での物流業務運営会社「青島捷順利達物流」を設立し、物流センターを新設する。登録資本は200万米ドルで、出資比率は山九50%、即発50%。
■損保ジャパン 上海で車整備参入
損害保険ジャパンは上海で自動車整備事業に参入する。2016年夏以降に中国トップの自動車メーカー傘下の「上海汽車工業販売社」と合弁で会社設立を目指す。
■トヨタ以外にもHV電池販売を 中国商務省、合弁に命令
中国商務省は、トヨタ自動車のハイブリッド車(HV)向け電池製造合弁会社に対し、トヨタ以外にも製品を広く販売するよう命じた。「トヨタは中国のHV市場で80%以上のシェアを占め、市場の競争を損なう恐れがある」とし、独占禁止法に基づいて電池を対外的にも販売するよう求めた。
■プリンスホテル 吉林に12月開業
西武ホールディングス傘下のプリンスホテルは今年12月、吉林省吉林市に高級リゾートホテル「松花湖西武王子大飯店(松花湖プリンスホテル)」を開業する。運営・開発コンサルティング全般はプリンスホテルの100%出資子会社「吉林西武度暇村咨諮管理」(吉林市)が行う。「プリンスホテル」の名を冠した施設が中国に誕生するのは初めて。ゲレンデ総面積173万平方メートル、ゲレンデ全長29 キロメートルのスキー場も運営する。
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【その他外資企業】
■独ZF 農機メーカーと合弁
ドイツ自動車部品大手「ZFフリードリヒスハーフェン」は河南省洛陽に拠を置く農業・建設機械メーカー「YTO」と合弁会社を設立する。農業機械のステアリング・車軸システムを生産する。2020年までに、80〜125馬力のトラクターのステアリング・車軸システムで、世界シェアの4分の1を達成する目標を掲げている。
■IMAX 映画館新設
カナダの映画館運営大手「アイマックス」は、中国国有映画大手「上海電影集団」(上海市)と組んで、2015年末までに中国で大型スクリーンを備えた映画館「IMAXシアター」を19カ所新設する。IMAXは今後5年以内に、中国でのスクリーン数を現在の約170から420まで増やす計画。
■LG化学 EV用電池工場
韓国LG化学は南京に電気自動車(EV)用のリチウムイオン電池工場を建設する。年産能力は自動車10万台分以上。南京市の傘下企業とLGが折半出資で合弁会社を設立する。2015年中の稼働を目指す。
■プジョー 成都に乗用車工場
仏プジョーシトロエングループ(PSA)は自動車大手「東風汽車」と、四川省成都に乗用車工場を新設する。PSAにとって中国最大級の工場となり、年産規模は30万台を計画しており、2016年の稼働を目指す。新工場では「プジョー」「シトロエン」ブランドを中心に生産する。
■フォード 小型セダン年内投入
米自動車大手フォードは、2002年まで生産していた小型セダン「エスコート」を中国市場の専用モデルとして復活させる。中国名は「福睿斯」で価格は8〜13万元。中小都市のマイカー市場を主なターゲットにしている。
■ルフトハンザ 中国国際航空と提携拡大
独ルフトハンザ航空は中国国際航空との提携を拡大する。中国―欧州線を一体運営し、機材整備でも協力する。早ければ10月からの冬ダイヤで実施する。
■米コカ・コーラ ハルビンに新工場
米飲料大手コカ・コーラは、黒竜江省ハルビン市で新ボトリング工場を着工した。2016年の生産開始を目指し、総額1億米ドル(約101億円)を投資する。新工場は炭酸飲料の「コカ・コーラ」「スプライト」「ファンタ」、果汁飲料「ミニッツメイド」、飲用水「冰露」などを生産する。年産能力は120万トン超の予定。
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