日系企業進出動向(2022年2月)

2022年2月23

■キリンが華潤集団と合弁解消、中国清涼飲料マーケット撤退

キリンホールディングス(HD)は 16 日、中国政府系コングロマリット「華潤集団(ChinaResources)」と手掛けてきた清涼飲料の合弁事業を解消し、同社と設立した合弁会社の持ち株全てを中国の投資ファンドに売却すると発表した。売却価格は約 1150 億円。合弁を解消する「華潤麒麟飲料」は 2011 年、キリン HD が 4 割、華潤が 6 割を出資して設立した。 キリンホールディングスは中国での清涼飲料の製造事業から撤退するが、紅茶飲料「午後の紅茶」やコーヒー飲料「 FIRE(ファイア)」などの販売は継続するという。

2022年2月16

■住友ゴム、初の市販用 EV タイヤを中国で発売

住友ゴム工業は、同社史上最高レベルの低燃費(電費)性能を誇る、同社初の市販用 EV タイヤDUNLOP(ダンロップ)「e. SPORT MAXX(イースポーツマックス)」を中国で 2021 年 4 月に発売する。加えて、EV 市場が急速に拡大するヨーロッパでも、市販用 EV タイヤとして FALKEN(ファルケン)「e. ZIEX(イージークス)」を 2023 年から発売する予定としている。
「e. SPORT MAXX」の開発で最も注力されたのは、低燃費(電費)性能と静粛性の追求。さらに、軽量化で省資源化も図られていて、環境負荷の低減も期待される。

■東洋エンジニアリング、中国でポリアセタールプラント建設プロジェクトを受注

東洋エンジニアリング株式会社の中国現地法人である Toyo Engineering Corporation (China)は、ポリプラスチックス株式会社(ポリプラスチックス)が新たに設立した中国子会社が中国・南通市で計画するポリアセタール樹脂(POM 樹脂)製造設備の建設プロジェクトを受注した。
ポリプラスチックスは、中国およびアジア市場における POM 樹脂の高い需要を受け、新設設備の投資を決定した。TOYO の中国における実績、および高い技術力が評価され、この度の受注に至ったものと受け止めている。

2022年2月8

■中国展開加速のスシロー、成都市に「寿司郎」設立へ

回転寿司チェーン「スシロー」を展開するFOOD&LIFE COMPANIESは、中国連結子会社の寿司郎(中国)投資有限公司を通じて、3月に四川省成都市に、資本金約650万元(約1億円)で成都寿司郎郎餐飲食有限公司を設立すると発表した。FOOD & LIFE COMPANIES は 21 年 1 月に、広東省広州市に広州寿司餐飲食有限公司を同じく資本金 1 億円で設立し、21 年 9 月に中国本土 1 号店「スシロー東方宝泰店」をショッピングモール内にオープンさせた。そして、2024 年 9 月期までに海外店舗は 59 店から 200 店前後に増やす計画で、中国本土は 42〜46 店に拡⼤させる計画。

■日精樹脂工業、中国・浙江省に新工場 23 年生産開始予定

プラスチック射出成型機の日精樹脂工業は 27 日、中国の浙江省海塩県に新工場を建設すると発表した。射出成型機の部品加工や組み立てを手掛ける工場で、2023 年中の生産開始を予定する。同社は現在、中国では江蘇省太倉市に生産拠点を持っている。需要が高まっていることから、中国での生産体制を強化する。近く新工場の運営にあたる 100%出資の現地法⼈を設立する。土地や建物などで当面 10 億円を投資する予定で、必要に応じて追加投資をするという。新工場では電動式の射出成型機を生産し、IT(情報技術)関連機器や自動車部品など様々な用途に向けて販売する。

2022年2月1

■JFEコンテ純利益51%減 22年3月期、中国出子会社解散

ドラム缶大手のJFEコンテイナーは19日、2022年3月期の連結純利益が前期比51%減の9億円になる見通し、80.1%出資子会社の「杰富意金属容器(上海)」(中国・上海市)を解散及び精算すると発表しました。なお、同子会社における生産品目については、同じ中国の浙江省及び江蘇省の拠点にて製造及び供給を続ける予定です。解散に伴う固定資産の減損損失や従業員に対する補償費用などとして約9億円の特別損失を計上する見込み。

■JDIとパナソニック子会社、中国企業と和解 液晶パネルの特許侵害

中小型液晶大手ジャパンディスプレイは、パナソニック液晶ディスプレイ(PLD、兵庫県姫路市)とともに、液晶パネルの特許侵害などで損害賠償を求めていた中国液晶大手の天馬微電子と和解し、相互の特許権を尊重することで合意したことを発表した。3社で特許クロスライセンス契約を締結し、JDIとPLDは天馬微電子からライセンス料を受領することとなった。