サイト内検索(有料コンテンツは除く)
中国市場への視点
    [
  1. TOP
  2. 中国市場への視点
  3. 中国の自動車産業は「新エネルギー自動車(NEV)」で一歩先へ
  4. ]


中国の自動車産業は「新エネルギー自動車(NEV)」で一歩先へ

中国政府は、環境問題の悪化から国策として化石燃料から電力へとエネルギーシフトを推進している。その流れを受けて、中国は電気自動車(EV)・プラグインハイブリッド車(PHV)を中心とする「新エネ車(NEV)」の普及を目指している。そして、自動車メーカー各社の中国での生産・輸入台数のうち新エネ車が占める割合を規定するNEV規制が2018年から始まる。完成車メーカーは厳しいEV、PHVの販売を義務付けられることになり、中国市場における戦略の見直しを迫られているのだ。

これまでは既存エンジン技術やハイブリッド技術で中国内資系の完成車メーカーに対し優位に戦ってこれた。だが今後は、技術的に発展段階にある電動技術で外資・内資を含めた完成車メーカーの熾烈な競争が始まっている。

例えばトヨタ自動車は、2019年にも中国で電気自動車(EV)を量産する検討を始めた。ハイブリッド車(HV)を軸に、水素で走る燃料電池車(FCV)を次世代の柱にしてきたが、世界の新車市場の3割を占める中国では政府が環境規制や減税、都市でのナンバープレート取得でEVを優遇し、自動車メーカー各社はEVシフトを迫られていた。

とくにトヨタの中国販売は16年に121万台だがガソリン車とHVが中心でEVとPHVがなく不利な立場だった。そこで、中国で人気の多目的スポーツ車(SUV)のEV投入を検討するという。

この他にも、中国大手の比亜迪(BYD)は新エネ車の販売を16年に10万台規模まで増やしている。日産自動車は18年度以降に中国で仏ルノーや三菱自動車と車台を共通化した低価格EVを発売する。ホンダも18年に中国専用のEVを現地生産し、2社ある合弁会社から発売する。独フォルクスワーゲン(VW)は中国の安徽江淮汽車(JAC)とEV事業で合弁会社を設けて本腰を入れる。

7月24日の日経新聞によると、中国のEVの販売台数は2016年に24万台と世界市場の約半分を占める規模になったと報じた。電池やモーターなど関連部品の需要も大きく伸びる。乗用車の燃費規制も強化され、20年には先進国並みに厳しくなる見通し。政府の相次ぐ施策を受け、EV販売は今後も伸びていくであろう。その中で日本企業はどこまで健闘できるのか注目されている。 (E.M)


このエントリーをはてなブックマークに追加

▲ページトップへ

中国マーケットを開拓するには適切な代理店を見つけ出すこと!中国代理商マッチングサービス





中国販路開拓マーケット(市場)等に関するメルマガ会員登録



ページトップへ