その19 SARSと戦う北京人
ユーモアを忘れていない
佐々木 芳邦
SARS感染者が連日百人前後増え続けている北京。
その対策には正しい知識とともに、冷静を保つ平常心も必要。
毛沢東いわく、「戦略上、敵を蔑視し、戦術上、敵を重視する。」
科学を武器に、自信と勇気を以って戦うことのできる人類は、
いまだかつてウィルスに負けたことはない。
北京の友人から「SARS防治指南」が送られてきました。
皆さんの語学勉強のご参考にもなると考え、
訳語をつけて、ここに紹介させていただきます。
SARS防治指南
訳語:SARS予防指南
首先要保持心態健康,稍安勿躁
まず、平常心を保ち、いらいらしないこと
(画面内:ブッシュの野郎、出てこい!)
生活上保障睡眠,休息充分
日常生活では、睡眠時間を保証し、十分な休養をとること
経常打掃衛生,保持个人清潔
よく掃除し、身の回りを清潔に保つこと
特別要少到人員稠密的地方去
特に人口密度の高いところは避ける
但不是一天到晩呆在家里
ただし1日中家に閉じこもるのではなく
也還需要外出鍛錬
外へ出かけて体を鍛えることも必要
即便偶爾放縦一下也未嘗不可
たまには思いっきりやりたいことをやるのも悪くない
不過外出時要注意帯上口罩
ただし外出時はマスクをすること
平時還要注意各種信息,了解疫情
常に情報収集し、疫病事情を把握すること
如果自己身体不适,咳嗽発熱
もしも自分の体になにか異常を感じ、咳や熱が出たら
要馬上主動聯系医護人員
直ちに医療関係者に連絡すること
如果身辺不幸有SARS患者,
要避免和她(他)亲密接触
不幸にも自分の周りにSARS患者が出たら、親密な接触を避けること
(画面内:助けて!)
要有愛心,懂得理解関懐
愛の心を忘れずに、理解と思いやりが必要
2003年5月5日
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